購入価格 ¥5980(定価)
チューブレスタイヤを使用し始めて、ビード上げができるフロアポンプを持っておらずインフレータでビード上げをしていたが、
なかなかビードが上がりきらないタイヤがあったので試行回数を稼ぐために購入。
結論から言えば
エアプレッシャーはそこまで必要なくエアボリュームが必要なMTBタイヤには「良」
エアボリュームはそこそこ、エアプレッシャーが必要なロードタイヤには「可」
構造的にはタイヤにつなぐプラグとエア解放レバーのついた160PSI対応タイヤ(風船)なので当たり前だが、
最大蓄圧の半分までの圧しかタイヤに空気を送ることはできない。
ロードタイヤの場合160PSI蓄圧してレバー開放した場合、80PSI弱まで、手抜きをして120PSI蓄圧なら60PSI弱まで。
これがMTBタイヤのように大量にエアが入るものならあちこちに動画があるようにタンクのエアをほとんど使いきることができる
(タイヤの圧は35PSI程度になるが)
そのため、
1.まず可能な限り蓄圧
2.レバー開放してビードを上げる
3.ビードが上がりきっていなければ1に戻る(この用途を繰り返し必要なホイールとタイヤの組み合わせがあったりします)
4.フロアポンプに切り替えて必要空気圧まで上げる
ということが必要になる。
3の作業を繰り返すにはとてもいいが一発でビードが上がりきる場合インフレータのほうがエアプレッシャーも高いしかさばらないしで評価が分かれます。
おすすめできる人→室内専用、かつ高圧まで楽に入れられるポンプを持っている人(120PSIからが勝負です)。
お勧めできない人→屋外イベントにもっていく人やフロアポンプがしょぼい人(蓄圧とフロアポンプ一体型を買いましょう)。
なんにしろ仕様もマニュアルも公式ページにすらない(一応公式動画はあるが)のは製品としてどうなんだろうとは思った。
価格評価→★★☆☆☆(入手手段「持ち帰りのみ」が値段のアドバンテージを消している)
評 価→★★☆☆☆(太いタイヤなら★★★☆☆)
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余談ですがチューブレスシステムはとにかくマニュアル通りにやることが一番大切です。
(拭き掃除をさぼったらコントロールタンクのエアプレッシャーではビード上げ失敗しました)
・必ず拭き掃除してビードとリムのごみは取り除く
・マニュアルにはないがバルブとリムの間が狭い場合は一度バルブを抜いてタイヤをしっかりはめ込んでからバルブを入れる。
・IRCのようにビードワックスを塗らない指示があるものを除いて、必ずビードワックス(石鹸水)は塗ってください。
理由は下記のように、ビードを上げきるには「潤滑」がキモだからです。
http://ysroad-shiki.com/column/2012/10/post-1193.html