tate フォールディングロック コンボ ダイヤル

購入価格: ￥3,150くらい ※販売されてすぐに入手
標準価格: ￥3,360 (税込)

『携帯性に優れ、瞬時にロックが行える多関節ロック。非常に使い勝手が良い傑作』

tateフォールディングロックのキーいらないダイヤルタイプがこれだ。
このダイヤルタイプは、前のモデルより、約10%軽く、3mm薄く、2mm細くなったらしい。

展開した時の全長は700mm。CBNのtate AG70 フォールディングロックで他の方がレビューされているように、地球ロックするにはちょっと短く、シートチューブとリアホイールをロックするのにはちょうど良い長さだ。駐輪する場所に細いポールでもあれば地球ロックできるかもしれないけど、実際にはそんなに都合の良い場所はなかなかない。だから、地球ロック、二重ロックのためにワイヤーロックも合わせて使用していた。

このロックの浸炭焼入済の鋼鉄プレートなら、ハンドツールで簡単には切ることはできないだろう。シートチューブとリアホイールをロックした場合には、ロックとシートチューブ、ホイールに隙間が少ないので、 手で折ろうとしても力が入りづらいと思う。これを壊すにはかなり時間がかかってしまうのではないだろうか。このロックでもプロの窃盗団には歯が立たないかもしれないが、細いワイヤーロックよりはずっと安全なように思える。

重量は315g。軽くて小さいので、ズボンのポケットに入れても邪魔にならなかった。もちろんサドルバッグにもコンパクトに収まる。ポケットに入れた時に、尻の形に沿うようになっているデザインは気が利いていてよい。

このロックは展開するのも折り畳むのも一瞬で、コンビニの前にちょっと駐輪するような時に便利。ワイヤーロックは施錠するのも巻き取って収納するのも手間がかかったので、このロックにした時にはとても楽になったように感じた。また、ダイヤル式なので、当然キーを持ち運ばなくていいし、無くす心配もない。

使っているうちに関節部の動きが固くなってくるので、時々関節部に注油すると、再び滑らかに展開し折りたたみできるようになる。

このロックは、携帯性、展開時の長さのバランスが絶妙だ。これ以上、プレートを増やして展開時の長さを大きくすると、ゴツい鍵になって持ち運びに不便になるだろう。過信はできないけど、細いワイヤーロックよりも安心感がある。施錠も素早くできて使い勝手が良い。自転車用ロックの傑作だと思う。


価格評価→★★★★★ (買ってよかったと思える値段)
評　　価→★★★★★ (とても使いやすい。地球ロックしにくいことを差し引いても高評価)
<オプション>
カタログ重量→315g (1ペア)

購入価格￥3,000強＠Y's Road赤坂店

普段使いのチェーン＆U字ロックは、それなりに安心できるもののとにかく重いので、
ロングライド用にもうひとつと考えて選んだものです。
用途が用途なので、軽いことが第一条件で、加えて普段使いが鍵式なので、
あまり使わないロングライド用は鍵が不要なものがよいという条件にぴったりでした。

単に軽くてダイヤル式ということだと、細いワイヤーロックやチェーンロックも選択肢に入りますが、
それらはどうしても強度の問題を抱えざるを得ません。
多関節ロックは一般的傾向としては、これらに比べ強度に優れていますし、
動画が出回っている素手破壊については、なるべくたるませないようにすることで対応しています。

また、小さく軽いU字ロックでも強度的には似たようなものかと思われますが、
多関節ロックは地球ロックしやすいという利点があります。
（後ろ三角の中でホイールだけを通すやり方なら、本品の長さでも案外できます。）
ダブルロックで対応可能ではありますが、それはそれで重量の問題が出てきます。

使うのはあくまでロングライド中なので、通勤時のように長時間放置することもなく、
以上のような諸条件をあわせ考えると、一番バランスが取れていると思います。

価格評価→★★☆☆☆
既述の他の選択肢に比べると、若干高めです。

評　　価→★★★★☆
たるませなければ本当に素手破壊のおそれがないのか、一抹の不安が残ります。

＜オプション＞
カタログ重量→315g