必殺!ダブルぶらさカエル!!
東急ハンズの渋谷店にこういう風にぶらさカエルがディスプレイ
されていて、「うわっ、やられた。そういう手があったのか!」
と思わず、もう一匹捕獲してしまいました。
上の画像を見て、アレ?と思った方は間違いなくカエラーです。
どこが普通じゃないかと言うと、ぶらさカエルのボディーカラーは
クリアーしか流通していないのです。
じゃあ、下のグリーンのぶらさカエルはと言うと、自分で着色
しました。
カエルといえば、グリーンなのですが、なぜかグリーンの
ぶらさカエルは生息していないので、
「無いのなら作ってしまえ、カエルグッズ」精神を発揮してみました。
前置きが長くなりましたが、ぶらさカエルの改良ネタです。
最初は染めQで着色しようかと思ったのですが、染めQは染料ではなく
顔料系なので、あっさり却下。
今回、使用したのは、コールダイホットという布を染める染料です。
布用なのですが、キレイに染まります。
こういう色の既製品があるんじゃないかと、思うぐらいの完成度です。
私が使用したのは、グリンという色で、画像だといまいち分かりにくい
かもしれませんが、出来上がった色はチャーミーグリーン色。
もうちょっと濃くすれば、メロンソーダ色になりそうです。
顔料系の塗料はスプレーにせよ、筆塗りにせよ、経験によって、
塗りムラや、塗料の厚みという見た目にモロに分かる部分が左右されて
しまいます。
しかし、染めるのであれば経験がなくても、ただ染料に浸すだけなので
誰でもお手軽に着色可能です。
「失敗したら、どうしよう?」という不安要素が極端に少ないのです。
ついでに、乾燥時間も不要なので、染めるモノの相性があえば、かなり
お勧めな方法です。
というわけで、レッツ染色!
【用意するもの】
・ぶらさカエル
・コールダイホット(グリン)1g
・マスキングゾル
・ぶらさカエルが入るビン
・割り箸
・水350cc
【作業手順】
まずは、ぶらさカエルからLEDユニットを取り出して、ぶらさカエル
を中性洗剤で洗います。
中性洗剤で洗うことで、油や離型剤を落として、染めムラが出るのを
防ぎます。
ぶらさカエルの内側は染めたくなかったので、背中のフタは閉めて
おきます。
マスキングゾルでぶらさカエルの腹部分をマスキングします。
面倒な方は、この手順は省いてもよいでしょう。
ちなみにマスキングゾルってのは、プラモデルを塗装する時に使う
液状ゴムで出来たマスキングテープみたいなもんです。
マスキングテープだとどうしても密着させるのが難しく、染める際に
毛細管現象で染料が流れ込んでくる可能性があるので、
マスキングテープはお勧めしかねます。
マスキングゾルは本来は薄めに塗ればよいのですが、染料を相手に
薄めに塗ったマスキングゾルでは頼りなかったので、かなり厚ぼったく
塗りました。
一回では厚塗りできないので、三回に分けて塗り重ねました。
厚塗りするとなかなか乾かないので、一回塗っては一晩放置を繰り返し
ます。
目もマスクしてみたんですが、あまり効果が無いので、マスクする
必要はないでしょう。
私のぶらさカエルは染色中に、向かって左の目だけマスキングが
剥がれてしまいましたが、右と比べてもあまり違いは分かりません。
マスキングが完了したら、水350ccを沸かします。
沸かしている間に、コールホットダイを1g計量して、ビンの中へと
入れておきましょう
使うのは、別にビンである必要ないのですが、間違えても鍋でやらない
ように。
ミドリ色に染まった鍋がお母さんに見つかってしまうと、
欲しい自転車パーツが家庭内事業仕分けで『廃止!!』の烙印を
押されかねないですから。
お湯が沸いたら、ビンにお湯を注いで、割り箸でかき混ぜて、
ぶらさカエルを投入します。
この時、染料がちょっと嫌な臭いがしますが、我慢すれば慣れます。
あと、染料は透明度の全く無い、かなり濃い色、グリンであれば
緑色の沼のような色になりますが、そんなもんだと思って気にせずに、
ぶらさカエルを漬けちゃって下さい。
3~4分ほど、そのまま放置しておくと、驚くほどキレイに染まります。
途中で引き上げても別に問題ないので、1分毎ぐらいに染色状況を
確認するために、引き上げましょう。
時間が経てば経つほど、濃い色に染まるので、自分の好きな色になったら
流水で洗って、マスキングゾルを剥がせば完成です。
色はこの画像の色が最も近いです。
使い終わった染料はすぐに流しに捨てずに、冷めてから流すように
しています。
熱いうちに流しに捨てても問題無いかもしれませんが、シンクが
緑色に染まるのは見たくないもので。
【他の色に挑戦する方へ】
いきなり、ぶらさカエルを染めるのではなく、お試しで別の物を
染めてみて、色のイメージを確認して下さい。
私は100円ショップで買ってきた吸盤タイプのひっかけフックの
吸盤だけ外して、実験しました。
私は最初スプリンググリンという黄緑っぽい色を買ったのですが、
これが染めてみると、スプリング(春)じゃなくって、枯れ草色だったので、
がっくりきました。
左がスプリンググリン
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★★★