購入価格 $42.99(+送料$20)
EagleTacの新作LEDハンディライト。
酔った勢いでEagleTac-Store.Com(=Fenix-Store.Com)で予約して買ったが、送料含めて日本で買うより高くついたorz
おまけに配送に結構時間が掛かったので、入手に関しても結局国内で買うのと変わらなかった悪寒orz
酔いが醒めてから届くまでの間、冷静になって考えたが、あまり期待していなかった。
ハンディライト/タクティカルライトとしては使えるものなのかもしれない。
が、自転車用として流用するには、195ルーメン/55ルーメンの「極端」な2モードで、フラッシングも持っていない。
そもそも勝手に流用して文句を言う方が悪いんだが。
まぁ、自分らしく、「レビューする為に購入」したとすら言えるw
兄貴分?のP10A2も同じように極端な2モードで賛否両論だが、P10A2の方が2AA中最高の220ルーメンの性能を持っており、
同じ2モードとは言え、まだ立ち位置ははっきりしている。
それより多少明るさを落としてランタイムを少し延ばしたのがP100A2と言えるわけだが、それなら多モードのOLIGHT T25でもいいんじゃねぇの?
いや、も少しランタイム側に走ってL2D(LD20)でもいいんじゃねぇの?
なんてことになるわけで。
なんとなく中途半端な印象だったのだ。
ところが、買って使ってみて、いい意味で裏切られた。
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外観を見てみる。
スリップ防止のチェッカリングが入れられるところには可能な限り入っている。
アンチロールデザインも採用されている。
自転車用に流用する際にはともかく、ハンディライトとしてハンドヘルドで使う分には使いやすいだろう。
LEDライト揃い踏み。説明の必要は無いですね。T25とほぼ同じ大きさである。
ちなみにP100A2は、ランヤードリングが別体として添付されている。
筐体の黒に露出を合わせたので、光束が地球防衛軍艦隊の白色彗星帝国に対する波動砲戦のようだ(年齢限定w)
ブラケットは、いつもの流用ブラケットから採用してみる。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4564&forum=89TMR-2Cで細い部分ドンピシャ。T25と似た傾向。
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さて、実点灯。
今回めんどくさかったのでw、以前に使った画像を使いまわして比較させてもらう。
露出は全てF2.4・1/8秒マニュアル固定。これは変わりない。
季節柄、P100A2の画像は周りが少し明るいが(=朝)まぁ、見た目大差は無い、と思ってくれ頼む許してくださいすみませんでした。
使用電池は全てフル充電エネループ。
上から
GENTOS SG-305=100ルーメン
FENIX L2D CE Q5 = 180ルーメン
OLIGHT T25 Regular = 190ルーメン
EagleTac P100A2 = 195ルーメン
T25とは差があるかないか、ちょっと判断に悩むところ。
確かに中心部が少し明るい気がする。これがプラス5ルーメンなのか。
T25とは照射範囲もほぼ同じだ。
軽く夜の多摩サイを走ってみたが、実走印象もT25とほぼ同じ。30km/h巡航が可能。
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次、適当ランタイム測定w
30分以降10分おきに露出固定カメラで撮影して目視w
いい加減では無いが正確では無いw、程度に捉えてね。
一応、メーカー発表では連続点灯時間1.8時間(点灯開始時の50%の照度になるまで)
で、使用電池はエネループなんですよね。
Turbo Mode: Constant 195 Lumens* regulates 1.8 hours to 50%
*(tested with two Sanyo Eneloop AA batteries)
ですって。
まぁ、そこはそれ、一応ノーマルなアルカリ(Panasonic)でも計測してみた。
195ルーメンをキープするのは50分、以降ドロップで50%照度は60分と言うところか。
ではエネループでは、となると、195ルーメンキープが1時間40分、以降ドロップするも50%キープ2時間と言うところ。
とても優秀。ほぼ同じ明るさ・照射範囲を持つT25の同条件での実測
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4205&forum=89#forumpost7685に対して、30分(以上)程度のアドバンテージがある。
たかだか30分のアドバンテージで何を騒いでいるのか、と思う方もおられるかもしれない。
考えてみて欲しい。予備電池を2本(=エネループでたかだか55g)余分に持てば、T25に対して1時間長く走れる。
1時間と言う事は真っ暗な一般道で20kmは進める。信号の無いサイクリングロードならば30km進める。
これは、大きいことと言えないだろうか?
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ここまで褒め称えておきつつ、欠点はやはりモードの少なさ。
例えば、これに100ルーメン/5.5時間+フラッシングなんて2モードがあれば、とーっても使いやすいものではないかと思うわけで。
(100ルーメン/5.5時間ってのは自分の捏造ですが、あったらそのくらいかな~と思って)
自分のような、夜の多摩サイとか本当に暗いところ用と言うなら、このライトのような割り切った仕様で構わないのだが、
普段は100ルーメン、いざと言うときに195ルーメンと言う使い方をしたい方が多いのではなかろうかと思う。
現状で活用するならば、2本使いの1本として使うのが良いかもしれない。
つまり、通常はオールマイティな1本目に任せておき、1本では暗いときに点灯する2本目として。
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自分は、LEDハンディライトと言うものを自転車に流用する場合、バランスが大事だと思っている。
明るさ・ランタイム・使用条件に合ったモード・大きさ・重さ・値段・入手性等々、これらがバランスして初めて良いライトと言えると思う。
上述の条件には、多分に個人の条件も入っているわけで、一概にこれが良いとは言い切れないと思う。
特に、明るさとランタイムはバーターの関係になることが多いし。明るければ良いと言う物でもあるまい。
(明るければ良いと言う人もいるだろうけど)
※ ちなみに自分は「最高ルーメンでどれだけ保つか」が重要。
モードは少ないが、絶対的明るさとランタイムのバランスが良く、しかも安価であるP100A2は、使用条件が当てはまる方も多いのでは無かろうか?
価格評価→★★★★★ 国内価格で195ルーメン/4,300円弱は安い。
評 価→★★★★☆ 中間モードとフラッシングが無いので1つ減。P10A2よりバランスが良い。