購入価格 12ユーロ(PBP参加時、ロストした装備の現地調達で)、¥1,200(国内実店舗)
コンパクトなテールランプ。
シートポストやチェーンステーに装着可能です。
本体の直径が、CR2032より一回り大きいくらいであり、実用十分な明るさとランタイムを持つ範囲では、最小クラスに入るランプでしょう。
●外観など
円筒型の本体と、シートポスト等に装着するためのゴムバンドのみの、シンプルな外観です。
カラー展開が豊富なので、フレームやヘルメットの色に合わせて揃えることもできると思われます。
先にも書いたとおり、本体は使用電池であるCR2032より少し大きい程度の外径であり、実用的な明るさとランタイムの確保を考えたら、ギリギリまで小型化されていると思われます。
電源はCR2032×2。
裏蓋を外せば電池交換が可能。
なお、先代のNIMAからは、ごくわずかなマイナーチェンジが行われている程度と思われ、外観上の変更は、ゴムバンドの形状が変わったくらいです(先代:楕円リング状、NIMA2:ハシゴ状)。
実際、NIMAとNIMA2の画像を並べても、パッと見では違いはわかりません(^^;)。
カタログスペック上のランタイムもNIMAと同じで、
点灯:15時間
点滅:80時間
ラピッド:70時間
パルス:70時間
となっています。
先代からの変更点は、カタログ上は重量(ゴムバンド含まず)だけで、20g→22.5gと、測定誤差レベルに思われる程度の重量増があるようです。
外観が全く同じで、どこで重量差が付いているのかは不明ですが、画像をよ〜く見ると、LEDの発光部の形状が違うような……?
とはいえ、まあ正直なところ、このレベルの重量変化を体感できる人はまずいないと思われるので、気にする必要はないでしょう。
●使用感
ナイトライド時のヘルメット尾灯として使用することを考えて導入しました。
スイッチは先代のNIMA同様、発光部の外縁部の枠を押し込む形になっています。
長押しでスイッチON/OFF、短くクリックで発光モードの切り替えになります。
なぜか本体背面に電源マーク。
車体に装着する時には、
ここに滑り止めのラバーを貼り付けるので、
見えなくなる。
実際のスイッチは、
この本体側の黒い小さなボタン。
外枠を押し込むと、裏蓋の突起に、
このボタンが押し付けられる仕組み。
工場出荷時点では、スイッチをONにするとラピッド→パルス→点滅→点灯の順に切り替わり、次回からは、直前に使用していた発光モードで点灯します。
なお、電池が完全に放電したのち、しばらく放置すると、工場出荷状態にリセットされるようです。
スイッチは、押し込むとカチリ、と小さな音と、それなりのクリック感が返ってきます。
しかし、ノールックで操作した時、点けたと思っていたのに点いていなかった事が何度かあったので、ちゃんと見ながら操作した方が良いでしょう。
明るさは、この大きさのテールランプとしては明るい方になると思われ、通勤・通学など市街地メインの利用であれば、これだけで大丈夫な場面が多いかもしれません。
しかし、本格的なナイトライドで、メインの尾灯として使えるほどではありませんので、リフレクターの補助や、サブのテールランプ、ヘルメット尾灯などとしての使用が適切でしょう。
本体の背面には、シートポストへの装着などを考えたアングルが付いているので、装着場所の角度に応じて、水平になるように上下の向きを合わせて調節できます。
ヘルメット尾灯として使用する場合、この背面のアングルが意外に曲者で、どうあがいても上向き、下向きになって、ちゃんと後方を向いてくれない場合もあります。
お手持ちのヘルメットの後頭部を確認して、装着できそうな場所の角度を見ておくとよいでしょう。
まあ、ヘルメット尾灯は、疲れたら頭が下がることを考えたら、水平よりもわずかに下向きで装着して、問題ないと思いますが(個人の意見です)。
なお、雨天耐性については、今の所、雨天ライドに当たっていないので不明です。
一応、メーカー側はオールウェザー対応としているようですが、個人的には、スイッチ部が弱そうに感じています。
●まとめ
コンパクトなテールランプで、サブ尾灯、ヘルメット尾灯としての用途に適していると思われます。
明るさは、このサイズとしては優秀だと思いますが、本格的なナイトライドでメインを任せるのは荷が重いです。
ただし、このサイズとしては明るいランプなので、性能に応じた使い方をすれば、十分以上の働きをしてくれると思われます。
価格評価→★★☆☆☆(←希望小売価格がOmni 5と同じなのは、ちょっと高いかな?と思う)
評 価→★★★★☆(←サブランプとして優秀)
カタログ重量→22.5g