購入価格¥9328(フロントライトとのセット価格)
◆購入動機
同社のフロントライトのHECT DRIVE 500XL(レビュー済み)
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=17334&forum=89を購入しようとしたところ、本製品とセットパッケージの物の方が少しだけ安かったので、前後セットを購入しました。
◆製品概要
LEDが縦に2個搭載されたシンプルな充電式テールライトで、本体下部に充電端子が内蔵されたケーブルレス充電(USB-A)なのが特徴です。
点灯モードは20ルーメンのブラストモード(4時間)、3ルーメンのエコノミーモード(18時間)、75ルーメンのデイフラッシュモード(10時間)、25ルーメンのフラッシュモード1(8時間45分)、10ルーメンのフラッシュモード2(19時間30分)の5種類です。
MAXの75ルーメンを出せるのはデイフラッシュモード時だけで、常時点灯時には最大20ルーメンとなっています。
デイフラッシュモードは光量が多い代わりにフラッシュモードよりも点滅が遅いモードで、キャットアイのデイタイムハイパーフラッシュモードやラピッドモードのように激しく明滅するモードではありません。
バッテリー残量表示ランプはボタンではなく本体側面のレンズ内にあり、ライトがオフの状態でもボタンを短押しする事で確認できます。(緑→緑と赤→赤)
マウントはゴムバンド式で、エアロシートポストにも対応し、付属のゴムパーツを噛ませる事でD型・カムテール形状にも対応するようです。(未確認)
◆使用感
【明るさ・配光】
常点灯時は20ルーメンで、「めちゃくちゃ明るい」「均一な配光」といった特徴はないものの、正面、斜め横、真横、どの角度からもしっかり視認できる性能を持っています。(写真)
スポット的ではなく広角に光が散る配光です。
明るさたった3ルーメンのエコノミーモードでも結構目立つので、私は普段このモードを使っています。
点滅系のモードは、明るさの強弱や点滅間隔に違いはあれど、どれも非常にシンプルな点滅パターンです。
最近は複数のLEDを活かした複雑な点滅パターンの製品が多い中、逆に新鮮で清々しさすら感じます。
【ランタイム】
公称値4時間のブラストモードで実際に連続点灯させた場合、大体4時間半〜5時間弱あたりでバッテリー切れになります。
表記よりも少し余裕があると思って良いでしょう。
エコノミーモードを選べば、常点灯で1日中余裕で使えるので、非常に使いやすいです。
【防水性】
充電キャップをしっかり嵌めていれば特に問題ありません。普通に使えています。
◆気になるところ
シートポストに沿うゴム部分が分厚く硬めで、通常の丸型シートポストでも装着時のフィット感というか安定感が今ひとつです。(写真)
「シートポストにゴムバンドで縛り付けている」という感覚で、シートポストにビシッと沿うような装着感や車体との見た目の一体感はありません。
あと、本体端子は通常USB-A端子にある枠の部分がない特殊な形状でPCに挿した時の感触が緩く、充電中に手や物がぶつかると抜けやすいのも気になります。
◆まとめ
常点灯時(エコノミーモード)のランタイムが18時間と充電式テールライトの中では比較的長めで、充電もケーブルレスで済むので使い勝手は良好です。
ただ、特別明るいわけでも、派手な点滅パターンがあるわけでも、小さいわけでもなく、デザインももっさりした感じなので、やや購入の決め手には欠ける製品かもしれません。
価格評価→★★☆☆☆(少し高い)
評 価→★★★☆☆(多彩な点滅モードを求める人には不向きだが、テールライトとしての基本性能は悪くない)
<オプション>
カタログ重量→ 45g(実測重量50g)