購入価格 ¥3,024
※STARTER SET
これまでバンドで胸部に固定していた心拍センサーを、貼り付け式に魔改造してくれる製品。胸バンドの締め付け感からライダーを解放してくれる、(現状ではおそらく)唯一無二のソリューションと言えます。
▼シールと電極パーツのセット
▼この状態でイエローの剥離紙を剥がして胸に貼り付けます。シール自体は透明
粘着ゲル付きの電極パーツ2つと、胸に貼り付けるためのテープがセットになっていて、パチンとはめる方式の心拍センサーであれば大体のセンサーが装着できてしまいます。使用開始まではさすがにベルト式よりも手順が多く「胸に貼り付けるためのテープに電極パーツを貼り付けてから、剥離紙を剥がして胸にペタッとテープを貼り付け、今度はセンサー側の剥離紙をはがしてからセンサーを装着する」という流れになります。細かく書いていくと
1)胸に貼り付けるためのテープから、まず電極パーツ部分の剥離紙を剥がす
2)電極パーツを貼りつける(左右分)
3)電極パーツを貼り付けた側の剥離紙を全部剥がす
4)胸に電極パーツを取り付けたテープを貼り付ける
5)心拍センサー装着側の剥離紙を剥がす
6)心拍センサーをパチンとはめる
という感じで、最初はマニュアルと首っぴきになること間違いなし。詳しい手順は、公式サイトにマニュアルのPDFがアップされているので、そちらを参照してください(トンボぐらいは削除したPDFにしましょうよ…公式さん!)。
参考:公式のマニュアル
https://docs.wixstatic.com/ugd/381350_9e7f9e3c54e84338a4e4f79dbc1833b3.pdfあと、ムダ毛は事前に処理することが推奨されていますが、パナソニック ボディトリマー ER-GK60-Wで瞬殺できました。
さて使用感ですが、とりあえず坂コースに向かってヒーコラ走り、床のマットに汗がボタボタと垂れるレベルの発汗を伴うバーチャルライドで苦しんでみましたが、センサーの動作は終始正常でした。また、貼り付けた心拍センサーが落下したりズレたりということも、一切ありませんでした(1時間と少々なので、もしかするとさらなる時間経過と共に…という可能性はあります)。
最初は「ズレたり落ちたりしないのかなー」という不安を感じていましたが、ダンシングしようがケイデンスを上げまくろうが全然動じない印象なので、割とあっという間に不安感はなくなりました。それよりも「バンドに胸周りを締め付けられない」というのが、これほどまでに快適だったとは!ここは想像以上でした。
▼パッケージ。ちゃんとしたADがちゃんとアートディレクションしてる感あり
今まで胸バンドの締め付けを、リアルでもバーチャルでも意識したことはありませんでした。なんですが、いざ締め付けなしで走ってみると、実は胸バントが思いのほかストレスだったことを痛感させられます。本品を使うことで心拍センサーが身体に一体化するので、走行中にその存在を意識することが全くありません。これはどちらかというと自分みたいなヘタレ自転車乗りよりも、ロングライドしたりレースしたりする方々のほうがメリットを大きく感じられるのではないでしょうか。
自分が感じた唯一のネガティブは、継続使用のためのコスト。胸に貼り付ける用のテープは使い捨てで、交換テープは10枚で1,220円。つまり1ライドあたり、約120円を負担し続けることになります。週末に2回ぐらいのペースなら問題ないのでしょうが、スマートトレーナー+ZWIFTで1日に何度も付けたり外したりを繰り返していると、瞬く間にテープ代で破産に追い込まれてしまいそうです。
価格評価→★★★☆☆(ちょっと高いかなー)
評 価→★★★★☆(普段使いには厳しめかも。ただし唯一無二のソリューションである点は高く評価できると思います)