購入価格 ¥22251 (trekk innにて2016年7月12日に購入したレート)
ロングライダーにオススメeTrexシリーズのタッチパネルになったモデルです。
すっかり自転車はローラー専用になっており山登り用に買いましたが、eTrex20/30/20x/30xをお使いの方向けにちょっとだけ書いてみます。
以下は全て英語版の情報となります。20→30→touch35と使ってきました。
まず、基本としてeTrexシリーズの20(x)と30(x)の違いは「三軸コンパス」「気圧計」の有無です。この辺は山登りをする向きには大変な差なのですが自転車にはあまり関係ないです。ただ、自転車で関係があるのは30(x)はANT+対応です。
HRやSPD/CADセンサーを接続できるのは30(x)だけになります。
eTrex touchシリーズは25と35がありますが、こちらの違いはANT+だけっぽいです。三軸コンパスと気圧計は25にも付いているようです。
現状、全ての製品の最新ファームでGLONASSはもちろん、みちびきも受信します。ただ、GLONASSを受信するとバッテリーの保ちが2割引きぐらいになるようですので道路を走る分にはGPSだけで十分だと思います。山に入って深い森とか谷底だとGLONASSも役立ちますが。
すべての製品でメニューの日本語化が可能です。(PCスキルはある程度必要)
OpenStreetMapについては20/30はUTF8の日本語OSM(masarap氏作成)が読み込めますが、20x/30x/touch25,35については海賊版地図対策でロックされたために上記日本語OSMは使えず、ローマ字OSM(tmz氏作成)使用になります。
Yahoo!地図から切り出したjnxファイルは全モデルでファームにパッチを当てたうえで使えます。jnxファイルを作るのが面倒ではあります。(PCスキルが必要)
で、ここがロングライダーには重要なのかもしれませんが、ネットの情報では「eTrex touchはOSMでルーティング(ナビ)ができない」となっています(GARMINの中の人もそう言ってた)が、今のファーム(3.20で確認)では目的地にピンを立ててみたらルーティングしました。バージョンアップで対応されたようです。
トレーニング用途にはサイクル用製品が向いています(斜度とかパワーとかはeTrexでは表示されない)がブルベなどロングライダーには乾電池2本で駆動できるeTrexはいいのではないでしょうか。Touchシリーズになって若干電池保ちが悪化したようですが、それでも16時間は行けるようです。(20(x)/30(x)は25時間)
touch製品になって変わったのは表示速度ですね。地図のスクロールがサクサクになりました。30ではジョイスティックでスクロールしてイライラしてましたが、touch35はフリックでかなり高速に画面が変わるようになりました。流石にスマホとまでは行きませんが。
それからtouch35は内蔵メモリも大きくなりました。私が買ったのは欧州版の地図入りで8GBのモデルです。北米版だと4GBのtouch35と北米地図入りの8GBメモリのtouch35tの2種類になります。microSDスロットもあります。
touchシリーズになっても背面のクリップ等を取り付ける部分は同じなのでホルダーを流用できます。今回買った商品にはハンドルにつけるブラケットが同梱されていました。
*同じ英語版でもTKAプラネットさん扱いの日本語化したものはファームウェア等の違いがあるようですので上記とは異なるかもしれません。
価格評価→★★★★☆(価格性能比はいいと思います)
評 価→★★★★☆(日本語OSMが動けば文句ないんですが)
(上記は欧州版評価。現状北米版はお高い)