CATEYE CC-GL50 STEALTH 50
購入価格 ¥15000 (定価¥18000。いきつけのショップで購入)
当方、ハートレート無し。ケイデンスセンサー無しで使用して2年。およそ17000km使い倒したのでレビュー致します。
結論から言うと、使いやすい。 GPSで測定するので、混線等のセンサーにおけるストレスから解放されます。2台持ちの人は特に便利。
・視認性 普通です。前述の通りスピードのみの測定だからかもしれませんが画面上部に速度、下部に平均、最高速、距離、オド、アベレージをボタンで選択して表示させるオーソドックスなインターフェースです。 ライトについてはグリーンで見やすい、のですが、PC側で18時から5時まで、という風に時間帯を指定する設定方法でこれがクセモノ。 指定時間は常に点灯するため電池の無駄です。別に夜間はパッと見で時間や速度が確認できればいいのでボタン押して10秒だけつくという仕様でもいいと思うのですが…。 夜は常に緑色に光っているので手を離さずに視認できますが、後述のバッテリーがもたない主原因になっていると言わざるを得ません。
・操作性 歩留まりかもしれませんが、手持ちの端末はちとボタンが渋めです。夏場はいいですが、冬の分厚いグローブだと少しだけ力が必要です。
・レスポンス 通常使用する分にはまったく問題ありません。 GPS式のためセンサー式と比べるとワンテンポ遅いのは仕方ないとして。思ったよりも素早く反応してくれます。スプリントした時にバイクを2、3回振ったら速度上昇が反映されるような感じ。(説明しづらい) 問題は低血圧です。寝起きが悪いです。GPSをキャッチするのが遅い時があります。 そのため起動してから測定開始するまでのタイミングにブレがあります。 調子が良ければ起動して2分足らずで速度が表示されます。 ただ曇りや天気が悪かったり、晴れても不機嫌な時はいかんせん遅い。ひどい時は4kmほど走っても計測が始まらない時もあります。 出発前、ちょっと早めに起こしておくのがコツです。
・耐久性 防水性はあります。多少の雨なら使用できます。私の場合は豪雨に何度か見舞われました。その度に内部の液晶に水滴が付き、乾くまで曇った状態が続くものの問題なく継続使用できました。ただこないだついに水分が悪さをしてしまいデジタルの一部分が表示されなくなりました。平均速度や距離などを下部に表示するとき、28.8kmが2E.8kmとなってしまいます。過信は禁物です。 耐衝撃性は高い、というか、軽いので落としてもそんなにダメージはありません。コンピューターも多分単純な構造なのでちょっとやそっとじゃ壊れません。少なくとも5回くらいは落車やホールドが甘かったりで地面に落としましたが大きな傷もつかず一切問題ありません。
・バッテリー 200kmを越えるロングではもたないと思われます。公称10時間ですが、あくまで最大で実用では7時間ちょっと、というところでしょう。 180kmくらいが現時点で限界です。電池がきれれば当然そこからのログは記録できません。 ロングツーリングで使うときはモバイルバッテリーを使いましょう。継ぎ足しで充電すればリセットされない限り計測が継続されます。 充電しながら使用できないし、モバイルバッテリーを持つのは億劫ですが。ちなみに私は実際にそれをしたことはありません。
・ソフト CATEYE Syncを使用します。シンプルなソフトで使いやすいです。CATEYE ATLASやSTRAVAに同時は無理ですがアップロード出来ます。 ただこのソフトも長距離のログをアップしようとすると画面が止まります。フリーズでは無いのですがものすごい時間がかかります。経験では180km走ったログをアップするのに30分かかりました。パソコンの性能もあるかも知れませんが、手放しに安定してるとは言えないソフトウェアです。中にはアップ画面が動かないままになってフイにしたログも複数あり、とても勿体無い気分になった思い出があります。 (東京から新潟まで行った際のログがアップ出来ずかなり損した気持ちでした。)
CATEYE ATLASについては便利です。走行中は見られませんが、獲得標高なども表示してくれるので峠を攻める時のモチベーションになります。 アベレージとなどもグラフを作ってくれるので一目瞭然。
まとめます。 基本的には非常にいいアイテムです。 ただ計るだけ、からGPSによるログ管理が出来るようになる魔法のアイテムです。 家に帰ってからの楽しみが出来るので通常のサイコンしか使ったことがない方でしたら、さらに自転車が楽しくなります。ログを一緒に走った仲間へ送信したり、SNSへ投稿したり等、可能性が広がります。 私は使ってませんがハートレートモニターとケイデンスセンサーを併用すればトレーニングにも十分活用できるレベルです。それは本当です。
ただモノとして残念な点が目につくのも事実です。 ・バッテリーがもたない。 ・ライト点灯時間指定。 ・ソフトが不安定。 ・起動後、測定開始までのラグ。 ・防水性難あり。
これらが2年間使用して見つけたステルス50のダメなところです。
ちなみにハートレートモニターとケイデンスセンサーをセットで買うと約¥30000。 もう少し出せばガーミンだって買える。でも出費を抑えたいから15000ちょっとでステルス50にしようかな?だってGPSが使えるし、サイコンでは有名なCATEYEだし。 そんな感じで買う人いるんじゃないでしょうか?そう、それが私です。その時の判断がどうだったかは是非に及ばず。
ただ、もう一つ言わせてもらうと、CATEYEが出してるサイコンアプリがすげえ便利です。 そちらもATLAS とSTRAVAにアップロード可能です。 ログをそっちに任せて、サイコンをさらに廉価品にすれば… いや、むしろiPhoneをハンドルに付ければもっとコストは抑えられ…
いや、もう考えるのはよそう…。
価格評価→★★★☆☆ 割高感ありますが… 評 価→★★★☆☆ バッテリーとソフトの使いづらさでマイナス2個 <オプション> 年 式→2012年に購入 カタログ重量→50g
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