サイクルスポーツ2014年12月号です。
前回、個人的に超大絶賛だった『自転車道』。
その第二回が掲載されているとあっては買わない訳には参りません。
で、第二回についてなのですが。
総評としては今回も非常に満足度は高いです。
ただ第一回に比べると『おお、そうなのか!』と驚かされる箇所は少なかったかな、といった感じです。
さて、今回、最も面白かったのはフレームのヘタリに関するくだり。
何とビックリ、アンカーの技術者お二人はフレームのヘタリなんて「ない」と仰ってます。
解説を要約すると、ライダーのパワーが向上し、フレームに慣れることで剛性が落ちたように感じるのだろう、とのこと。
剛性比較試験を行った上での意見のようですので、信ぴょう性はあるのでしょうが……にわかには信じがたいものがありますね。
ここは非常に興味深い箇所なので、ぜひ買って読んでいただきたい所です。
で、色々な方の意見が見れたら嬉しいですね。
あとはチェーンステーの設計の難しさ、なども印象的です。
開発者視点で見るとスペース上の問題などから中々に難しい場所のようで。
いざ解説されてみると、フレーム一つ作るのにホント色々考えたり工夫したりしてんだなー、と感心させられますね。
そんなところでしょうか。
ところで、以前から自分は、機材やメンテに関するマニアックな記事だけで構成された自転車雑誌というものを夢想していたのですが、今回の自転車道を読んでいると、その夢が若干なりとも叶ったようで本当に嬉しくなります。
さて次回以降ですが、第一回、第二回のような機材についての突っ込んだ記事をガンガン載せてくれると嬉しいのですが、自転車道は機材専門の連載という訳ではないので難しいでしょうね。
個人的にはこんな感じでシマノにコンポの話とか聞いていただきたいのですが……。
ともあれ安井氏には惜しみない拍手を。お疲れ様でした。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★