購入価格: ¥0 (税込)
標準価格: ¥298 (税込)
『AZの多目的洗剤AtoZクリーナー専用のスプレー容器。正確に2倍と5倍に希釈できる』
■ AtoZクリーナー専用のスプレー容器
AZ AtoZクリーナーは、自転車の洗車にも使える多目的洗剤(マルチクリーナー)・水溶性パーツクリーナーだ。特に自転車の洗車に向いているのが濃縮タイプで、フレームの砂埃からチェーンやスプロケットの油汚れまで、汚れの程度によって水で濃度を調整できるのが便利だ。
さて、AtoZクリーナーには、別売りで専用のスプレー容器が用意されている。本来は298円で販売されているものだが、販売サイトでAtoZクリーナー プロ 濃縮タイプ 4Lを購入した際に、レビューを書いたときのプレゼントとして手に入れることができた。
AZ AtoZクリーナー スプレー容器。AtoZクリーナー プロ 濃縮タイプ 4Lのレビューのプレゼントだった
■ AZの他の製品と共通のノズルと容器
AtoZクリーナー スプレー容器の容量は480mlで、おそらくAtoZクリーナー プロ レギュラータイプ 480mlと同じものだと思われる。基本的にはAtoZクリーナー プロ 濃縮タイプ専用の容器で、AtoZクリーナーの原液を注ぐ2倍と5倍の線が書かれている。
この容器のノズルはエーゼットの他の製品と共通で、自転車用チェーンディグリーザー高浸透タイプや自転車用バイクウォッシュ Blw-001と全く同じものだ。このスプレー容器のノズルは噴射パターンを切り替えることができ、直線状に吹き付けるか拡散して吹き付けるかを選べる。
AtoZクリーナー プロ 濃縮タイプ専用の容器。2倍と5倍に薄めるための線が書かれている
■ 拡散させる噴射パターンが使いやすい
この容器のノズルは普通に使いやすいものだ。拡散して吹き付ける方を選んで吹き付けると、霧状ではなく液体のままビシャっと対象にかかる。そのおかげで洗浄液の対象への十分な付着量を保ったまま拡散でき、スポンジやブラシで擦った時によく泡立たせられる。
この噴射パターンでは、風呂の洗剤のトリガー容器と同様、霧状に拡散させるタイプよりは中の液体を消費しやすい。ただ、ディグリーザーやバイクウォッシュならともかく、水で希釈するAtoZクリーナー プロなら消費量はあまり問題にならないだろう。
一方、直線状に吹き付けるパターンを私はあまり使わない。自転車の洗車でピンポイントにスプレーすることはあまりないし、トリガーを引き切ると対象にかかりすぎるからだ。尚、中の液が漏れやすいのも他の製品と同様。使い終わったらトリガー先端を回して「×」にして、液体が出ないようにしておきたい。
液体のまま拡散するので、スポンジやブラシで洗うのに十分な量が付着する
■ 濃度を変えながら洗うのには向いてない
この容器には2倍と5倍のラインが書かれている。私はディレイラーやブレーキ周り、ホイールなどの汚れやすい部分をクリーニングするため、5倍くらいに薄めて使っている。2倍ならチェーンやスプロケットの油汚れに使いやすいはずだ。尚、5倍でも比較的濃い濃度だが、パーツのアルマイトなどへの影響はなかった。
スプレーで吹き付けるのは便利だが、汚れによって濃度を変えながら使うなら、原液をバケツなどにとって使う方が便利。つまり、チェーンやスプロケは2倍に希釈し、ディレイラーやブレーキ周りは5倍、フレームやパーツ表面は10倍といった使い方には、スプレー容器では濃度が固定されてしまうので向いていないということだ。もちろん、洗う場所を変えながら、適当に水で薄めれば使えるのだが、それでは2倍や5倍のラインは無意味になる。
汚れ具合によって濃度を変えるときは、このような容器に必要な量をその都度取り、スポンジやブラシで洗う
■ 用途が決まっていれば使いやすい。特に油汚れ
AZ AtoZクリーナー スプレー容器は、洗う場所が決まっているなら便利だと思う。例えば、Atoクリーナー プロ 濃縮タイプを2倍に希釈し、チェーンやスプロケットなどチェーンオイルの汚れを取るときだけに使うといった感じだ。家事に使うならコンロの周り専用にするとか、目的がはっきりしているときに使いやすいスプレー容器だ。
また、エーゼットでは、油汚れに最適なAtoZクリーナー プロ 濃縮タイプの濃度を原液〜5倍に設定している。だから、この容器は油汚れを落とすときに使うスプレーと思っていいだろう。ただ、どうせなら10倍とか20倍のラインも書いて欲しかったところ。目分量でも分かることだが、あればもっと使いやすかっただろう。
価格評価→★★★★★ (ありがたいプレゼント。買うかどうかはちょっと迷うところ)
評 価→★★★★☆ (パーツやコンロの油汚れなど、用途が決まっていれば便利)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー