購入価格 ¥21200円(関税等を含む)
先にレビューしたTuneのハンドルバー、下ハンドルがやや遠く、もう数ミリ、ドロップが浅いものはないか、と思っていた。
1 .ショートリーチ・ショートドロップ(reach≦80mm、drop<125mm)
2 .上ハンドルが扁平加工されたエアロ形状
3 .末広がりの程度は少ない(フレア角≦2°)
4 .上ハンドルの肩からブラケットにかけて「谷」を形成せずフラット、落差がつかない
(世間一般ではアナトミックシャロー)
以上の要件を満たしそうなハンドルを探した結果、
Wiggle のプライベートブランド『Prime』のPrimavera エアロカーボンハンドルバーを購入。
前作のプリマヴェーラはその外観と価格で、ネット界隈で大いに話題となったが、その後継ハンドル。
サイズは400mm(ブラケット取り付け部間)。
フレア角0°、リーチ76.5mmドロップ122mm(バーエンドを水平状態で計測)、実測重量 227g。
上ハンドルは広く扁平し、進行方向へフォワードスィープ。
肩、肘をリラックスさせ手を軽く添えてみると、この角度はとてもしっくり。。上ハンドルを引く動作の際、指の掛かりがとても良い。
ショルダーには、手の平を納めやすいよう窪みあり。
上ハンドルがダウンスィープしていることも寄与しているのだろうか、手の平にかかる圧力を綺麗に分散する、考え抜かれた形状。
ショルダーに手を添える所からブラケットを握る所まで、手の位置は思うがまま、無段階に決まる。
上体角度の微妙な変化に合わせられるから、とても重宝。
一方で、手の平の手首に近いエリア、手根部を支点にし辛く、ダンシングがやや不安定に感じます。。
下ハンドルは2つの直線から成っており、アナトミック的。
ブラケット直下の直線部のみエアロを追求した細身の涙滴型。エンド付近の通常の丸断面型直線部は長さ30-35mm。
両者の境界部にはDi2用の穴加工。
涙滴型直線部はあくまでもエアロを追求した形状であって
握って引いたり、上体の荷重を預けつつの巡航には(通常の丸断面型より)適していないように思う。
前使用のTuneよりドロップが小さくなって手は届き易くなったが、手の平に強く当たる感。
エアロハンドルなんだから、下ハンよりもブラケットを握って走行してね、その方がエアロで速いよ、ということか。
直近で使用したハンドル(Bontrager,Ritchey,Tuneレビュー済み)の中では一番剛性が高い。
ライドの後半にはブラケットが硬いような、肘や二の腕にストレスが、、首まで痛くなってきたぞ、、帰宅してから頭痛になりそう
、、、とか私には過ぎたレベル。
たまに下ハンエンドを引いてダンシングするのだが、しなる感じは全く受けない。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★☆☆(ロングライド目的の私には過ぎた剛性)
<オプション>
年 式→2021
実測重量→ 227g(size 400mm)