購入価格 ¥350円 85g
日本の薬局ならどこにでも売ってるだろうメンターム。ちなみにメジャーなのはメンソレータムの方だろうが中身はメインの基剤のワセリンが黄色か白色かの違いしかないので実質同じものとして見てよい。ちなみにメンタームの方がたっぷり入ってて安い。効能としてはすり傷、やけど、しもやけ、虫さされ、そり傷、切り傷、打撲傷、神経痛、かゆみ、靴ずれ、ひび、あかぎれ、筋肉ロイマチス、皮膚炎症など。当然、これらの用途に使っても問題はないのだが、私はそれ以外の用途で使用してる。ただし、一応目的外使用ということになると思うので自己責任で。どう使うというかと言うと鼻の穴に塗るのである。
メンターム鼻の穴に塗るとか馬鹿じゃね!?とは思わないでいただきたい。一応、理由があってちゃんと塗ってるのだ。それは今年のツール・ド・フランス第9ステージを見ていた時のことだった・・・
順位が下の選手から次々とスタートしていくタイムトライアル。下位の選手にとってはあまり重要ではないので休息日前の、ちょっとした休日のようなものだが、チーム総合を目指してたり、上位の選手にとっては重要な戦いの日だ。距離が長いTTなので大きなタイム差が生まれる可能性がある。スタート前から各選手、ウォーミングアップに余念がなく、集中してる。そんな選手たちはみな鼻の穴に白いものを突っ込んでた。鼻血が出てティッシュを突っ込んでるわけではない。何を突っ込んでるかというとメンソールを染み込ませた脱脂綿を鼻の穴に突っ込んでいて、息の通りを良くしているのだ。そんなことまでするのか!流石プロはこだわりが違う!と感動していたのだが、そのステージでカンチェラーラのタイムを22秒上回り2位に入ったSKYのフルーム選手はなんとメンソールを染み込ませた脱脂綿をスタートする前に取るのを忘れてしまい、そのままスタート。しかもレース中に取ることもなく、鼻に突っ込んだままゴール。あれ?ちゃんと取ってたら息もしやすくてヴィギンスに勝ってたんじゃ・・・実は効果ない?
なんて思いもしたのだが、みんなやってるんで多分効果はあるんだろうと信じた。そしてふと棚に目をやるとメンタームが置いてあるではないか。メンタームには当然メンソールが入ってる。とりあえず手元にあったティッシュにメンタームを塗り、折ったあと少し水で湿らせて鼻に突っ込んだ。
これはすごい!!
鼻に広がるメンタームの圧倒的な香り!鼻の穴が拡張され、更にはその清涼感あふれる香りで目も覚める。しかし、ティッシュを代用したことにより、割と鼻が塞がってしまうので鼻で息はしにくいし、若干刺激が物足らない気もした。そこでティッシュを外し、指先に少しだけメンタームを取ると思い切って鼻の穴の出口の方に塗ってみた。
うおぉぉぉぉ!メンソールが鼻の穴を突き抜けるぅぅぅ!目が覚めるぅぅぅぅ!息がしやすいぜヒャッハー!
と独りでテンションがおかしな事になっていた。あまり奥に塗ると粘膜を刺激してしまうおそれがあるのであくまで出口付近に塗ることが大切だが、ティッシュを使用する場合に比べて圧倒的に効果があり、塞ぐものがないので息もしやすい。またティッシュや脱脂綿を用意する必要がないので手軽。強さも塗る量で調節可能だ。ただし持続性はティッシュ等に比べると劣るのである程度長くウォームアップする場合は塗り直しかたっぷり使う必要がある。何回か先日のレース前のウォームアップ中にも使ったが息がしやすく、またメンタームの香りのおかげで集中できて非常に良かった。レースの結果そのものはダメダメだったが・・・
後、眠気覚ましに使えるので車を運転をする場合にも使える。
個人的におかしなサプリメントやドリンクなんかより圧倒的に効果がある。またドーピングの心配もないので安心して使える。塗る量と箇所には注意が必要だが、非常に便利。香りが嫌いという場合にはダメだろうが問題ない人は試してみるといいかもしれない。私は手放せなくなりました。
価格評価→★★★★★(85g買うといつなくなるんだ?って感じです)
評 価→★★★★★(お手軽です)