MSR ウィスパーライトインターナショナル
購入価格 ¥9000円くらいだったような?
ロングセラーなMSRのマルチフューエルストーブ。 ウィスパーライトのマルチフューエル版であるところのインターナショナル。 (ウィスパーライトはガソリンのみ。インターナショナルはガソリン、灯油、軽油も使用可能)
さて、これは中古入手したもの。手に入れてきたときは青いポンプが付属していた。試しに灯油で使ってみたら使用中にポンプからダダ漏れしてくれたのでメーカー送りに処したところ。新型のポンプになって返ってきた。というか新型のポンプを買わされたカタチである。 メーカーに言わせると1987年製だったとのことだったと思う。インターナショナルの発売は86年だとか言う話だから最初期もいいところである。 新型のポンプになってからは不具合はなく、ガソリンか灯油にて使用。灯油、軽油用とガソリン用のジェットは交換が必要だが、ジェットさえ適正で扱いも適切であれば炎上・・いやプレヒートはある意味で炎上しているのだが・・・することもなくきれいな青火でドライブする。 火力調整はほぼ出来ないと考えていい。強火~中火よりやや強め。くらいの範囲で調整が可能というくらい。
使用するに当たってはプレヒートが必須なので。アルコールやガスバーナーでプレヒートせず使用する燃料(ガソリンや灯油)でプレヒートした場合はバーナーカップの下部はまず煤だらけになる。
そんなことよりもなによりもだ。 これの一番の利点は。本体は金属しか使用していないということから来る耐久性と、出先でバラせるメンテナンス性。そしてどういう形であれプレヒートさえしてやれば文句も言わずにほぼすべての液体燃料を文句も言わずに青火で燃やしてくれることである。しかも外気温を問わない。 そしてなおかつ。静音性にすぐれた(?)バーナー形状のおかげで同MSRのXGKやドラゴンフライ、オプチマスのNOVA等のジェット直噴タイプのストーブと比べて吹きこぼれに比較的強いということである。
難点は、現代におけるガス器具の軽さとは比べるべくもないくらい重いということ、プレヒートが必須なこと。そして五徳形状が大きく、底の小さい鍋が安定して乗らないということである。1人用の装備というよりは2~3人くらいの装備として設計されているような気がするのは気のせいだろうか?
20XX年ウィスパーライトはどうやら廃盤に。そしてインターナショナルは五徳形状が見直されてプレスの金属板に変更され少しだけ軽くなった。 同時に上位機種であるところのユニバーサルが出たのだが、ユニバーサルは国内正規では輸入されていない・・・・(ユニバーサルはガソリン、灯油、軽油とガスが使用可能となっている)
・・・・・実は先日、Helinoxのコットとこれをとある人物と交換した訳だけれど。Helinoxのコットはまだまだ使用途中である。
価格評価→★★★★★ 評 価→★★★★★
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