CAMELBAK エルゴハイドロロック
購入価格: ¥756 (税込)
標準価格: ¥756 (税込)
『洗浄のために分解すると、水漏れの原因になるので注意』
■ 水漏れが生じたので交換
私は「INSIDE LINE EQUIPMENT Apex Day Pack」というバックパックを使っている。このバックパックはハイドレーションパックを搭載可能で、私は「CAMELBAK アンチドートリザーバー」を組み合わせている。私が数あるハイドレーションパックからCAMELBAKを選んだ理由のひとつは、補修パーツが充実していて、量販店やネット通販で容易に手に入るからだ。
補修パーツを手に入れる機会は早々に訪れた。チューブ先端のパーツ「エルゴハイドロロック」から水漏れが生じるようになったからだ。漏れる量は微々たるものだが、スポーツドリンクの糖分でチューブ先端がベタつき、走行中にとてもストレスを感じた。そこでエルゴハイドロロックを交換することにした。
CAMELBAK アンチドートリザーバー 2.0L。エルゴハイドロロックは赤枠のパーツ
■ 不意の水漏れを防止するパーツ
エルゴハイドロロックは、アンチドートリザーバーのチューブの先端に取り付けられているパーツで、飲み口のビックバイトバルブを飲みやすい位置に固定するために90度曲がった形状になっている。黄色い樹脂のスイッチをの切り替えで、不意の水漏れを防ぐようになっている。実際にはスイッチをオフにしなくても、ビックバイトバルブをいじらなければ水漏れはしない。
CAMELBAK エルゴハイドドロック (左)
スイッチを切り替えると水が出なくなる。特に自転車に降りたときに使っている (右)
■ 交換に交換可能
エルゴハイドロロックの交換は、付属のマニュアル通りに行えば何の問題もない。初めは硬くてなかなか抜けないので、エルゴハイドロロックをひねりながら取り出した方がいいだろう。
エルゴハイドロロックの取り付けで重要なことは、「チューブの端に熱湯を10秒流し込むこと」だ。このことによってチューブが柔らかくなって挿入しやすくなり、挿入後はチューブが冷えて収縮して抜けにくくなる。多分、熱湯を使わずにただ交換しただけでは、抜けやすくなったり水漏れしたりするかもしれない。方法は小さな説明書に書いてあるだけだが、しっかりチェックしておきたい。
チューブ先端を熱湯につけることが大事 (左)
説明書も字も小さいが、しっかり目を通しておきたい (右)
■ 分解が水漏れの原因
私はブラシでチューブを洗浄する際に、エルゴハイドドロックの黄色い樹脂のパーツを取り外していたのだが、これがよくなかった。黄色いパーツには突起があり、これが青いパーツの窪みにはまるようになっている。何度も着脱して突起や窪みが傷み、傷んだ箇所から水が漏れたと私は考えている。尚、エルゴハイドロロックを分解可能とはどこにも書かれてはいなかった。
そもそも、私がエルゴハイドロロックを分解してチューブを洗浄したのは、CAMELBAKのチューブ用ブラシが、チューブのクイックリンクシステム側からエルゴハイドロロック側に届かないからだ。チューブをしっかり洗浄したい場合は、もっと長いチューブ用ブラシを使うか、エルゴハイドロロックをチューブから外して洗浄した方がいいと思う。
分解すると矢印の部分が傷む (左)
何度も分解した結果、この赤枠の部分から水が漏れる (右)
■ 使いやすいが、メンテナンス性はイマイチ
エルゴハイドロロックは、アンチドートリザーバーの水分補給のスムーズさに貢献するパーツだ。分解可能でも分解は想定されていないので、そのまま使い続ける方が問題は少ないはずだ。
だが、エルゴハイドドロックを清潔に保つには、やはり分解・洗浄できる方がいい。例えば、黄色と青のパーツの間にパッキンやOリングなどを入れれば、水漏れとメンテナンス性を両立できるのではないだろうか。是非、この点はメーカーに改善をお願いしたい。
価格評価→★★★★☆ (金銭的な痛手が少ない補修パーツ)
評 価→★★★★☆ (洗浄のために分解したりしなければ問題ない)
<オプション>
年 式→ ー
重 量→4g