購入価格 ¥11880(Y's)
輪行と2泊を絡めた旅行のため購入
元々「バッグなんて持たないほうが旅行は楽しめる」派閥に属している私は自転車なしの旅行だと
「荷物はロッカー、使わなくなったら自宅に宅配」
という「身軽さ重視」だったが、今回は自転車での移動がメイン。「不測の事態」に備えた最低限の装備は携帯しないといけないので自転車での移動をいかに快適にするかを考え、購入に至った。
自転車での移動+バックパック
当然、背中の汗ムレ対策がメインになる。この点だけならおそらく最強のバックパックだと思う。
なにしろ、背中に当たるのはパッドのみ、ちょっと浮いてメッシュが、そして更に浮いて初めて本体。
走行中はメッシュも背中に当たるが相手はメッシュ、通気性抜群だ。
湿度が高い時に走行中使用したがパッドがあたっている所以外蒸れる感じは無かった。
さらにショルダーハーネスもメッシュ。肩口に汗がたまるのも防いでいる。
チェストストラップ、ウエストストラップも装着時に伸縮可能、チェストストラップは更にレールで上下に動かせるので背負っていることに不快感はほぼ無い。
しかしこれだけだと背中に背負うマスコット。バックパックにおいて重要なのは
収納力
これも優れていて初めて優秀なバックパックと言えるだろう。
勿論12リットルの収納力はそれを考慮した荷造りが重要だ。また自ずと用途が見えてくる。
荷室はワイヤーフレームにより湾曲しているのは他の皆様のレビューにもある通り。
それでも最低限必要な物が入れば問題にはならないのだ。
私服のボトムにトップス、ジャージ+ビブ、インナー、タオル、タブレット、カメラ、充電器(2つ)、輪行バッグ、財布
自分の場合、これだけ入れば1泊なら問題ない。
勿論余裕だ。
荷室が湾曲していても布などの変形が自由なものは特に問題ない。
ただノートPCなどは少々工夫が必要だと思う。
輪行時の使い勝手では、専用のポケットからメットホルダーを出すことで扱いに困るヘルメットを優しく装着。ストラップをきっちり閉めればヘルメットを付けたまま背負っても不安はない。
走行中の使い勝手はどうだろう?
まず関心したのはハイドレーション用の穴が本体に開いている事、そしてそのチューブを抑えるためのベルクロがショルダーハーネスに付いていること。
コレは便利だ。私は挑戦しないがキャノンボールやブルベなど、超長距離移動ではおよそ役に立つだろう。
サイドのメッシュ製のポケットに補給用の羊羹やゼリーを入れておいても落下する不安もない。
しかし、荷室のチャックが付いたポケットは背負ったままだとアクセスが困難だ。
頑張ればもしかしたらポケットまでは行けるかもしれないが中の物を出すとまでいくとヨガの修行が必要かもしれない。
それなら走行中に使うものは主にジャージのポケットに入れて・・・と考えるがジャージのポケットとバックパックが干渉するのだ。
この写真はジャージ着用時のバックパックとの位置関係のおおよそが見てもらえると思う。
なお、ジャージのデザインについては解っていても一切の言及は不要だ。
実際の着用だと写真の位置よりも若干バックパックが下がるが、分かる通りジャージのポケットの入り口はふたがされている感じになる。
まあ容量が容量だけに仕方ないよね!と言ってしまえばそれまでだが。
専用ポケットにレインカバーが入っていたり、メットホルダーが装備されていたり、一つで「自転車中心の小旅行」には不安はなく使える。
作りも丁寧で扱い次第で耐久性は十分確保されていそう。
ここまで書いて、ふと思った。
「小学校の頃はやった『ボタンで消しゴムやルーペが出てくる筆箱』になんだか似ている」
多機能なバッグなので使う機能が多ければ多いほど評価は上がっていくだろうし、そうでなくとも背中が蒸れないだけで十分買うに値するアイテムだと思う。
価格評価→★★★★☆(←損はしない金額)
評 価→★★★★☆(←自分の使い方では不満はほぼ無し)
<オプション>
カタログ重量→ 850g