購入価格 ¥990
2年前の5月頃、ユニクロの 「シルキードライクルーネックT」 から生地を切り出してUVカットアームカバーを作りました(上のレビュー)が、久々に新作してみました。なお、2年前に作った上の白いヤツもまだ使えますし、薄い割にはUVカット効果も十分です。
今回の製作ポイントは、「真面目に作る」(笑)です。
面倒なことが苦手な私としては、サッと作ってしまいたいところですが、使うミシンも古くて安物なので、今回は細心の注意を払って真面目に作ってみます。
まず、ユニクロの生地。いわゆるライクラっていう繊維でできているみたいですが、繊維が非常に細く、伸縮性があり、とにかくフニャフニャです。縫い始める前に、ちゃんと待ち針を使って仮止めします。で、100均で売っているようなモノの中には、この緻密でフニャフニャの生地に引っかかってスムーズに刺さらないモノもありますので、裁縫用品店で売っている真っ当な待ち針を使います。
次にミシンの調整。上糸と下糸のテンションはかなりシビアに調整しないと、極細繊維のフニャフニャ生地はまともに縫えません。ミシンが安物だとツライ。
そしてミシンの縫製速度。普通の速度では縫い上がりが粗雑になりがち、というか、自分の安ミシンでは縫製不能!なので、極低速で縫い進めることにします。伸縮性を持たせるような縫製パターン(下の画像の青矢印のパターン)を選択して、ゆっくり縫い進めますが、行ったり来たりを繰り返してジワジワ進み、突然、目の前の針の動きが浮遊感を帯びて見え始め、つまり催眠術にかかったかのように途中でマジ眠くなってきて涙が出てきます。(←何やってるんだコラ)
しかしここは、眠気を堪えて針をジーと見つめて、生地のケガキ線をちゃんとトレースします。
手首のところは三つ折りにして三角点線縫い(赤矢印のパターン)で伸縮性を確保します。こんな狭い部分も小さい待ち針を刺して動かないようにして、まじめにまっすぐ縫い進めます。こういう狭い場所の生地を落ち着かせてミシンの針を正確に当てるのはちょっと大変です。
あ、忘れてました。この生地ですが、はさみで裁断するのもそんなに楽ではありません。極細繊維がよく伸びるのか?切れのよい裁ちばさみじゃないと、まともに切れないかも、です。
出来ました。
今回は少しフィット圧を上げてみましたが、う~む、ちょ、超イイ感じでサイコー!
やっぱ、こういう自作モノって、作るたびに出来上がりがよくなるんですかねぇ?うまくいったゾォ。この横縞柄のTシャツは昨年購入したものです。ユニクロは今年ラインアップしていないようですが、フツーっぽくて気に入りました。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★(市販品のほうが涼しいヤツがあるとは思うが・・・この評価は完全に贔屓目)