購入価格 ¥35000
BONTのかつてのハイグレードです。
Vaypor Tが出たあともひっそりと長く売られていました。
Vaypor TがVayporのほぼ紐式なのに対し(厳密にはT-ONEとの相の子)、T-ONEは純粋な
トラックシューズです。
というのも、インソールがペラッペラのただのEVAシートで、短距離しか考えられてないから。
VayporやAシリーズも薄いEVAインソールですが、T-ONEは本当にただのシート。
脱ぎ履きのときにクシャッとなってしまいます。
サイズについては旧モデルは滅茶苦茶だと言われていましたが、あれは旧サイズチャートの
cm表記が無茶苦茶なだけであって、EUとインチで見れば後年のVayporとサイズと足型は同じ。
熱成型については…色々と脆弱な年代なので、気をつけないとすぐにパーツが剥がれてきます。
フルカーボンソールですが、積層と樹脂の感じがVaypor以降とは異なり結構フニャフニャに
なるので、クリート取り付け部のカーブが変わらないように気をつけなければいけません。
ソールまで柔らかくなるほどなので追従性は良いです。
上手く熱を掛けられれば至って普通に使えるシューズが出来上がります。紐のわずらわしさ以外は。
カカトだけが靴擦れしやすいのでイルクオーレさんのところで手直ししてもらっています。
こればかりは仕方ないです。
製品とは直接関係ありませんが、ウィギンスなんかがGIROのシューズで紐を余らせてソールを
一周させていましたが、あれはフィット感を向上させるための施策だと思います。
アディダスの三本のラインと同じ理屈で、ちょっとフィット感が上がりますし、脱ぎ履きも少し
ラクになるようです。
BONTだと邪魔なパーツが多くて実行は難しいのですが、シンプルでアッパーがしなやかなGIRO
だと簡単で効果も高いですね。
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★★☆
<オプション>
年 式→ 2011
カタログ重量→ 225g(実測重量 212g)