購入価格 ¥6,000 (だったかな)
履いていたSIDI GENIUSが1サイズが合っていないため足が痛くなりやすかったのと
中古、ほぼ試着程度の上物が出ていたので購入しました。
現在約13,000kmくらい使用しています。
【フィット感】
サイズは44Eのワイドモデル、日本人らしい幅広の足型をしているためワイド部分に余裕があり当たりません。
試着で44サイズを履いたらきつくはないがタイトフィットの感触でした。
また、くるぶしが当たる部分がV字カットしてあるので擦れて痛くなることがありません。
前後サイズがジャストなのでカカトの収まりも良く、緩く履いている時でも浮きません。
【使い勝手】
ベルクロの接着力は至って普通、雨天ライドで貼りなおしても剥がれることはないです。
ただ、思ったよりも反ってくるのが早い気がします。すでに末端が浮き気味です。
しかし、SIDIに比べたら劣化スピードはそこまで早くありません保っています。
バックルをきつく締めるときにレバーが立ったまま寝ないことがあり、手で押す必要があります。
リリースは1つ分がデフォルトだと思っていますが、たまに同じ動作で2つ分緩まることがあります。
ここはSIDIの方が小気味よく操作できていました、もっさり感があります。
クリートはシマノを使っていますが、表面の滑り止め加工も相まって取り付け時に指で軽く抑えるだけで滑らないのが助かります。
SIDIに使っていたSPEEDPLAYを取り付けようとしましたが、つま先の方にスキマがありそのままの移植は無理そうでした。
Jerry_Mouseさんが装着できているのでシムを変えれば取り付けは可能ですね。
【剛性】
ツール剛性はSIDIのカーボンツールに比べたら柔らかいのがわかります。
剛性が不足している感じはなく、ポタリングレベルで走る分には問題ありません。
サイズ違いも原因ではありますが以前は足裏が痛くなることがありましたが、こちらで痛くなったことがありません。
【通気性、耐久性】
通気性はAtshrさんが書いている通りつま先とツール真ん中に空いているので酷く蒸れている感じはありません。
真夏ではさすがに発汗量が多いので蒸れますが、ここは速乾性のくつ下を使えば気になるほどにはならないと思います。
また、SIDIでは表面に小さな通気穴がありましたが、こちらは薄いメッシュ系素材になっています。
ここが穴加工であれば通気性はより上がると思いますが、冬場では冷え防止、雨天時では明らかに浸水が少ないです。
使用されている素材もSIDIに比べたら速乾性があるのか、夕方降られて朝触ったら乾いています。
冬場はツール裏が一番冷気を取り込むのでシューズカバーでも結構寒さを感じます。
カカトのツールは確かに新品時を見ると結構な厚さがあります。
約1万キロ使用、程度の砂利道だったり未舗装路にも気にしないで歩いていますが思ったより減っていません。
内側は溝が残っていますが、外側になる方は溝がなくなっています。
SIDIは交換できるので結構減りが早い感じでしたが、こちらは耐久性が結構ありますね。
表面は縁石などに擦ったり、当たったりすることもありますが酷く削れたり切れたりしているところはありません。
特別強いとは思っていませんが、そこそこ雑な扱いになっても致命的な傷になることは少ない様子です。
ただ!バックルベルトに取り付けられているSHIMANOロゴが千切れてきています。
ここを触って履くことはまずないので、なんで千切れてきてるのかわかりません。
また、このロゴ部分もくるぶしフィットに関わっているので左右で同じ締め量でも若干緩くなります。
約6,000km辺りから端が切れ始め8,000kmくらいでこの状態になっていたと思います。
まぁ、そこまでピッチリ履くことが少ないので多少緩くても気にならないですが、これは改善して頂きたいところですね。
クリートキャッチをミスってツールでペダルを打つことがあるため傷は目立ちます。
樹脂ツールで肉厚感もあるので、カーボンツールのように底割れする可能性はないと思っています。
全体的な劣化具合は目に見えてヤレているのがわかりますが、3万キロまでは持ちそうかな。と予想しています。
とりあえず2万キロまでは使える感じです。
【総評】
ビンディングにエントリーする方にオススメできる一品
おおよそ実店舗価格13,000円と5桁でははじめてビンディングシューズを買う方には少し難しいと思いますが
日本人向けのサイズ36〜50(22.5cm〜31.8cm)とワイドモデルの取り扱い、発売されている実店舗が多い(あさひ、スポーツデポなど)
フィット感と扱いやすさ、耐久性を考えると買ってもいいと思います。
『ビンディングシューズだと足裏が痛くなるから使いたくない』
と意見を見聞きしたことがありますが、このツールなら痛くなりにくいと思います。
くるぶし当たる部分の加工もよく考えられていますからね。
また、ベルトモデルのシューズを固定ローラーで使用していますがバックルによる締めつけには敵わないと感じています。
走行中でも簡単に調整できるくらいですからね。それも込みのオススメです。
バックルベルトのロゴ千切れが気になるところですが、自分の扱いとたまたまダメ個体だったと思っています。
カラーが白/黒の2色のみの展開で、黒はやはり地味です。
白は汚れが気になると思いますが、雨天後の汚れを濡れ布巾で拭うだけで綺麗に落ちるので汚れ残れはしにくいと思います。
価格評価→★★★★☆(←定価だとすこし高い印象が)
評 価→★★★☆☆(←いい物ではあるけど、すこし物足りないかも。あとロゴ)
<オプション>
年 式→2015(かな?)