購入価格 ¥20,340(@タキザワ10%オフ時)+¥4,000(カスタムフィット成形代)
SIDI GENIUS5 PROからの買い替えです。
もともと評判のいいGENIUS5ですが、自分の足にはイマイチ合わなかったため、確実に足にフィットするシューズが欲しいと思いカスタムフィットによる熱成形が可能なこのシューズを選びました。
まずはシューズの使用感ですが、さすがにカーボンソールだけあってGENIUS5のミレニアム3ソールと比べてもかなりの硬さを感じ、とにかく力が無駄なく伝わっている感じがします。
特にスプリント時やダンシングなどでパワーを掛けるときには段違いにパワーの伝達の良さを感じます。
そのため、長距離であまり踏みすぎると足が痛くなることもあるので、ロングライドやブルべ等で使うようなシューズではないように思います。ここらへんがレース向けの所以なんでしょう。
バックルはシンプルな構造で使いやすく、なおかつしっかり作られているので強めに締め込んでも問題ないです(GENIUS5はバックルを強めに締め込むと動きが渋くなったりした)。
シマノ独特のオフセットストラップもアッパーの強さを引き立たせるような形状になっているだけでなく、フィッティングもしやすいと感じました。
ソールの加工やメッシュ素材の多用で通気性はかなり高く、夏場は蒸れにくく快適です。逆に冬場はシューズカバーで対策をしないと足が凍えます。
他のレース向けシューズと比べるとそれほど軽量でもないので、軽いシューズが欲しい人は違うのを考えた方がいいかもしれません。
値段を考えるとさすがはシマノ、かなり出来のいいシューズだと思います。やはりカスタムフィットが出来るというのは、確実なフィッティングを求める人にとっては大きなポイントだと思います。正直4000円の加工費を出してでもカスタムフィットをする意味合いはあると思います。
特に悪いと思う部分はないですが、ソールがかなり硬いので万人向けとは少し言い難く、個人的にはやはり「レース向け」の作りだなと思います。
次にカスタムフィット成形についてですが、プロセスなどについては省略させてもらって個人的な注意点などについて書きたいと思います。
まずオーブンから取り出して成形をするときですが、(特にインソールは)自分のペダリングを意識して体重をかける必要があります。そうしないとあまりフィッティングの意味がありません。
成形は計3回まで出来ますが、2回目以降はインソールはほとんど無効果で、シューズ本体もあまり効果がないそうです。また、クリートを装着した状態でオーブンにかけることは出来ないので、もし成形をするなら買ってすぐにやるのがおすすめです。
成形をすると、最初のうちはビシッ!と完璧にフィットしますが、履いているうちにやっぱり少し合わなくなってきてしまいます。恐らく丁寧に履けば型崩れは防げると思うので、普通のシューズよりも若干デリケートに扱う必要があるかなと思います。
もし良かったら参考にしてください。
価格評価→★★★★★(コストパフォーマンスは高いと思います。定価だったら★4)
評 価→★★★★★(レースで使うならおすすめ。)
<オプション>
年 式→2012
カタログ重量→541g