Pro Tarmac H20 Road Overshoes
購入価格 ¥3,500位(Wiggle)
パールイズミのトゥカバーしか持ってなかったので、Wiggleで2年前に購入。フルカバータイプのシューズカバーはこれが初めて。
素材は薄手のポリウレタン製で、表面はコーティングがされている。ほんの少し伸縮性有り。裏地はフリース生地で少し起毛加工されている。ジッパーは信頼のYKK、2年間ノートラブル。YKKでは当然のことだが、ジッパーの動きが非常にスムーズ。つま先・カカト部分はケブラー生地を使っており、摩耗対策がされている。かかと部分は穴開けがされていて、歩行には問題なし。
PRO製品のシューズカバーは、サイズ基準が2つ有り、ロードシューズ専用とマルチフィットの2つ。こちらはロードシューズ専用で、マルチフィットより小さめ基準。SIDI 41.5、Specialized 40、Shimano 41で、このシューズカバーだとLサイズ(40-42)が対応する。サイズはキツくもなく、ユルくもなく調度良いという感じ。ロードシューズ専用だけ合って、非常にぴったりしたフィット感。当方の足首は男性の中では細いほうだと思っているが、生地に伸縮性があるため、生地の余りもなくぴったりフィット。走行中も歩行中も足首の邪魔にならず非常に快適。付けていて違和感を感じることは殆ど無い。6時間連続で付けていても足が生地で圧縮されていると感じることはないという、絶妙な伸縮性。高評価。
個人差があると思うが、自分の場合シューズ+普通の靴下(ユニクロなんかの)+PROシューズカバーで外気温0度までは問題なし。氷点下に入るとつま先部分が冷え出すが、もともと厳冬期対応製品ではないので、そんなものと理解している。雪国を除き、冬場はこれひとつで殆どの場合に対応できると思う。普段はシューズに付けっぱなし。10度を超えて、晴れ間がある天気だとやや暑く感じることがある。15度まで来ると暑すぎ。
防水仕様とあるが、これは正直微妙。一度終日シトシト雨の降るイベントで使用したが、1時間ほどで足首部分から靴の中に浸水が始まった。4時間のイベントの終わりには靴の中までぐっしょり。ぐっしょりになったのは足首部分からの浸水もあるが、つま先まで濡れたので生地自体に完全防水仕様がなされていないのだと思う。生地の縫い目には裏面からシーム処理がされているのだが…。なお、ジッパには防水処理はない。生地は若干の通気性があるのではないかと思っている。冬場の通常使用で足が蒸れることも無い、でも防寒はバッチリで、雨天の使用時に過度の期待さえしなければ冬場のシューズカバーとしては優秀だと思う。
ジッパーのベルクロカフは、反射性のある3Mテープ付き。夜間やトンネル走行時に思いかけず役立つし、気配りがあって良いと思う。つま先・カカトのケブラー部分は中々耐久性があり、幾多に渡るスレに耐えている。2年間、週6回走るという高頻度の使用だが、破れも発生せず。タイヤに擦ったり、信号待ちでコンクリートと擦れたり色々やっているのだが穴も開かない。シマノのペダルを使っているが、流石シマノ製のシューズカバーだけあって、クリートとの干渉はない。クリートの脱着に干渉が出たと感じたこともない。普段使いする場合、こういう細かいところのデザインは非常に重要と思うので、シマノ製ペダルを使う人には自信を持ってオススメできる。
総じて高評価。防水性に過度の期待をしなければ不満なし。これがダメになってもまた同じ物を買うと思う。
価格評価→★★★★★(2年間フルに使えてるし、満足です)
評 価→★★★★☆(雨天・氷点下で無ければ十分使えます)
<オプション>
年 式→2010年