購入価格: ¥6,615 (税込)
標準価格: ¥7,350 (税込)
『寒くて装着しにくいシューズカバー。生地は薄く糸が細いので耐久性が低い』
■見た目で選んだ初めてのシューズカバー
Pearl Izumiのシューズカバーの前に私が使っていたのがMAVIC THERMO シューズカバーだ。本格的な冬が訪れる前にショップで購入した。
このシューズカバーはロードシューズ用であるが、私が履いているSHIMANO SH-MT22というマウンテン/ツーリング用SPDシューズに装着できるかどうかを、購入したショップの店員が同じような形状のシューズで確かめてくれた。装着はキツそうだったが一応装着することはできた。シューズカバーとはこんな物だろうとその時は思っていたのだが…。
MAVIC THERMO シューズカバー
■生地が伸びにくく装着に時間がかかる
実際の装着しにくさはショップで確認した以上のものだった。伸縮性が少ない生地なので、少しずつ伸ばしながら装着にしなければならない。生地が硬いのでジッパーを引き上げただけでは閉めにくく、ジッパーの左右を寄せながら慎重に閉める必要があった。
このシューズカバーは装着するのに時間がかかり、出かける前にはとてもストレスが溜まる。特に忘れ物をしてシューズカバーを外すような時はストレスが倍増する。
■生地が薄く、ほつれやすく薄い糸
このシューズカバーは薄い生地を細い糸で縫い合わせてある。細い糸はほつれやすく、クリートと踵が露出する部分はすぐにボロボロになる。この部分は自分で何度で補修したが、使うとまたほつれてしまった。
ジッパーと生地を縫い合わせてある糸も同様に細いので、ジッパーを引き上げた際にほつれてしまった。引き手が取れてしまったこともある。
ボロボロになった足底部
■肝心の防寒性も悪い
生地が薄いのために肝心の防寒性は非常に低く、走行中につま先が冷えて痺れてくる。靴下を2枚重ねて履いてもまだ寒い。真冬でなくても東京でこのシューズカバーだけでサイクリングに行くのはキツいだろう。MAVICはトゥカバーも出しているが、材質や縫製が同じような感じだったので追加購入はしなかった。
■個人的にはおすすめできないシューズカバー
このシューズカバーはデザイン以外に良いところが全くなかった。装着しにくさに関しては、ロードシューズ用のものをマウンテン/ツーリング用シューズで使ったのがあまり良くなかったのかもしれない。だが、ロードシューズに用いたとしても、生地の伸縮性のなさ、破れやすさ、縫製の悪さ、防寒性の低さは問題として残る。おそらくこの縫製では何シーズンも使うことはできないだろう。
後でPearl Izumiのシューズカバーに買い換えたが、防寒性、保温性、縫製、装着しやすさ等、全てにおいてMAVICを上回った。靴下を重ねて履く必要もないし、トゥカバー無しでも平気だ。価格もMAVICよりも安い。
このシューズカバーは1ヶ月半くらいで使えなくなってしまった。もっとシューズカバーの情報をしっかり集めてから購入すれば良かったと後悔している。MAVICの他のウェアも同じ工場で作られているのだろうか。購入の際には生地や縫製をしっかりと見極めてからの方が良さそうだ。
価格評価→★★☆☆☆ (値段相応の防寒性、保温性が欲しい)
評 価→★☆☆☆☆ (縫製が悪くて寒い)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→不明