購入価格 ¥4000円くらい(@wiggle)
馬鹿野郎!
「このレースで今シーズンは終わり」だの「あとはオフを満喫」だの、貴様はそれでもアスリートか!
アスリートってのはなぁ!365日24時間がすべて試合なんだよ!
たとえどんなことがあろうとも一度決めたことはやり通す、それがアスリートってもんじゃないのか?
どうやら、俺の若き日のことを書く時期が来たようだな・・・
あれは秋も深まりそろそろ峠の下りが身に沁み始めるある秋の日のことだった。
今シーズン最後のレースに向け俺は猛特訓をしていた。
ノンストップ背振を二日連続でアタックした俺は、その日疲労の限界に達していた。
俺「デヤァーーーッ!」
疲労で意識朦朧となった俺の気合が自衛隊道路にこだまする。
そんな鬼気迫る俺の姿を見て、おもむろに警戒に当たっていた謎の屈強そうな自衛官が俺にこう言った。
謎の屈強そうな自衛官「レースを前にしてちょっとやりすぎじゃないのか?体を休めるのもトレーニングのうちだぞ。」
俺「そんなことじゃあ、板屋に集う一騎当千のつわもの達に勝てません。」
助言をよそに俺は猛特訓を繰り返した。
その時だ、俺の左膝が鈍い音を立て、激痛が走ったのだ。
そして俺はそのまま気を失った。
気がつくと俺は病院のベットの上だった。
倒れて意識を失ったとき、俺は汗だくだったはずだが、
高機能インナーウェア Be Active Extreme Men のおかげで奇跡的に汗冷えによる凍死は免れていたのだった。
看護婦「気がつきましたか。あなたは左ひざの腸脛靭帯を痛めて気を失っていたのですよ。」
俺「そうですか、ご迷惑をおかけしました。時間がないので俺は背振に行きます。」
看護婦「駄目です。3ヶ月は安静にしないと靭帯が断裂してしまいますよ。」
俺「フッ、看護婦さん、自転車乗りってのは毎日が試合中なんですよ。
俺がこうしてのんびり寝そべっている間にも、ライバルたちは刻一刻とゴールに近付いている。
たとえ足がちぎれようとも最後まであきらめない、それが自転車乗りってものなんです。」
俺は再び自転車にまたがると再びトレーニングを開始する。レッグウォーマーで保護した左ひざの激痛に耐えながら。
そしてついに俺の膝は俺の意思とは関係なく力が出なくなったのだ。
俺「馬鹿野郎!左足が動かなくてもまだ右足がある!デヤアァァァーーーッ!!」
俺は右足だけでペダリングを続けたのだ。
物かげから俺を見守っていた謎の屈強そうな自衛官が俺に向かって言った。
謎の屈強そうな自衛官「どうやら俺が間違っていたようだな。
お前の言うとおり、アスリートには折れない精神力が大切だ。
左ひざを痛めたからもう駄目だなんて思うような軟弱な精神ではもはやアスリートとは言えない。
実は俺はもと格闘家なのだが、右手が使えなければ左手で戦う。
両手が使えなければ足で戦う。
両手両足が使えなければ、頭突きをしてでも進路をこじ開ける。
そんな不撓不屈の精神を思い出したよ。
今日はいい勉強をさせてもらったよ。ありがとう」
夕闇迫る背振の山頂に、暑い抱擁を交わす二人の漢(おとこ)の長い影が伸びるのだった。
------------------------------------------------要点をまとめます------------------------------------------------
「あのパーツは今」シリーズ。
旧モデルCraft Pro Zero Extremeの後継と思われる。
(
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5596&forum=56&post_id=13244#forumpost13244)
「PRO」の有無や「ZERO」の有無や「EXTREME」の有無でどう違うのかがわかりにくかった(私だけ?)craftのラインナップ。
どうやら統合・整理したようだな。
性能、着心地にはたいそう満足していたが、ハイネック、しかも窮屈であることだけが残念だった Craft Pro Zero Extreme 。
それに丸首があるというので購入。
以前 Craft Pro Zero Extreme を購入した時とは商品名が違うが、説明を読むとどうも同じ。
実物を見ても着ても、丸首であること以外には違いはないようだ。
ちなみに、現行ラインナップの Be Active Extreme Wind Stoppern とはWSつまりウィンドストップ素材を前面に配したもので、
Keep Warm Men とはより低温時(なんとマイナス30度を想定とか)用の物だそうだ。
ネーミングから機能がわかりやすくなったことは歓迎。
【サイズ】★★★★★
身長170cm、体重62kg、リーチ175cm、チェスト91cm、ウエスト73cmの私はSサイズを選択。
旧モデルで唯一窮屈だったハイネック部分が丸首になったことで、完璧なジャストサイズ。
素晴らしいの一言。
もうこれだけでこの商品をリピートする理由になりうる。
【保温性】★★☆☆☆
控えめ。
風通しが良いことと相まって、この生地が露出している状況下ではスースーする。
保温性はアウターに任せればよいので、インナーウェアにはあまり高いレベルを要求しないので
これでよいのである。
【汗冷えしにくさ】★★★★★
私が冬用アンダーウェア選びの際に最も重視する要素。
アウターでこの要素を補うことは基本的にはできないからである。
アンダーアーマー(コールドギア)とパールイズミのヒートテックセンサーと比較して、最も汗冷えしない。
素早く汗を肌から引き離し、素早く乾燥させている。
しかし素早く乾燥させたら気化熱で冷たくなりそうなものなのだが・・・不思議だ。
【耐久性】★★★★★
旧モデルの話だが、まる4年が経過。
初めて触った時には、このカサカサした感触から脆弱性を感じ取ったものなのだが、なかなかどうして。
着用するために首をブチブチやった(これは私のでかあたまのせい)以外には、どこにも傷みやほつれは見られない。
耐久性についても高得点を与えていいだろう。
ただし、先の鋭いものにひっかけたら弱いだろう。
価格評価→★★★★☆(昔よりちょっと値上げした?)
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→2014
写真のほつれ部分は、タグを切り取ったから。
これはcraftだけじゃないんだけど、ここにタグつけるのやめてほしい。