購入価格 ¥10,000 くらい
◇良い
・適度にハリのある生地 *1
・フラップ無しのフロントジッパーとしては良好な止水性
・丁寧でしっかりとした裁断と縫製
・自分の体験した中では抜群の透湿性
・高性能な透湿性レインウェアにして夢の低価格
△いまいち
・襟がかなり高く、首がかなり長くないと邪魔
・ラインナップカラーが暗い(個人的にはイエロー系希望)
・割とかさ張る
□レビュワーと乗り方
→長野で主に通勤片道15km。厳冬期以外は天候に関係なく自転車通勤。
というか自動車持ってない。ペースは平地、信号含み15kmを30分前後。
□レビュワーのレインウェア歴
・mont-bell GORE-TEX サイクルレインジャケット →落車でサイドがほぼ消滅
・mont-bell ピークシェル(ブリーズドライテック) →ジッパーが水漏れし過ぎてお蔵入り
・GILL Freedom Jacket(GILL オリジナル素材) →ビニール合羽のような蒸れ具合でお蔵入り
・Patagonia Spector Pullover
→これ買うまで現行だったウェア。薄すぎる故に体にまとわりつく、
2.5レイヤーである故にほぼコーティングが剥がれてただのナイロンジャケットになっていた。
レビュー:
よい。5年ほど自転車で通勤しているので雨の日の装備はいろいろ経験しているが、
このレインウェアは過去に体験したどのウェアよりもよい。
まず、生地の厚さ堅さがちょうど良い。薄すぎないためペットリした不快感がない。
そして透湿性がとてもよい。27度前後の梅雨に土砂降りの中、1時間ほど走っても
中のジャージがしぼれるほど濡れなかった。蒸れて苦しいこともなかった。
個人的にはmont-bellのGORE-TEXサイクルレインジャケットよりも透湿性においては
上なんじゃないかという気がしている。
・・・というか安すぎるので次回もこれでいく予定。
モノについて:
とても丁寧な作り。
シールテープもしっかりときれいに貼られている。ジッパーはYKK。
袖口はベルクロで締めるタイプ
※透湿性レインウェアの着かたについて
・透湿性素材は”水蒸気は通すが水は通さない”ので、たとえ真夏でも
肌を生地に直接つけてはいけない。汗やら皮脂やらがフィルムの微小穴につまって
たちまち蒸れまくりの不快ウェアになりはてる。
(夏はUVカットのアームカバー、レッグカバーをするとよい)
・透湿性と表面の撥水性は一体もの。表面が水浸しでは水蒸気が抜けられない。
そのため透湿性が落ち始めたらすぐに専用の薬品で処理すること。
個人的にはCollonilのNano Proが手早く確実で耐久性がありおすすめ。
・どちらにせよ、表も裏も常に清潔にしていないとあっという間に性能が劣化するので注意。
・上記事項に関連して、2.5レイヤー(内側がフィルム直)のタイプは
劣化速度が3レイヤーよりも早いので注意すること。
おまけ:引退することになったSpector Jacket。そこら中ボロボロ。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→2010