購入価格 ¥28,800(定価)
■使用してきたシチュエーション
・2014 BRM628たまがわ600km(白馬・木崎湖)
1~5mm/h程度の雨、およそ15時間ほどの使用
・200km程度のライド(池袋~山伏峠~秩父~ときがわ~大宮)
5mm程度の雨、およそ3時間
・2014 BRM920広島1000km(鳴門)
霧雨~10mm/hほどの雨、およそ6時間ほど使用
長時間の強い雨で、脱ぎ着する事が多いのが特徴です。
また、ダウンヒルも含みます。
■透湿性:着用時の注意
私は最初、全くゴアテックスの利用方法については理解できておらず、
「着れば快適」くらいに思っていました。
しかし、経験のある方に聞くとこれは全くの間違い。
ゴアテックスは湿度差で湿気を排出するため、
「ベタっと濡れると全く機能しない」という特性をしっかり理解しておくことが必要です。
したがって、
・素肌
・しっとりと濡れる素材(夏用のアームカバーなど)
の上にゴアテックス製のジャケットを羽織るのは、ゴアテックスの機能を使わず、
タダのごわつく雨具になりますので注意して下さい。
ゴアテックスのジャケットの下には空気の層を作るアンダーシャツが必須です。
同じモンベルであればジオクール系がおすすめです。
http://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=71000また、サイクリング中に自分が発する湿気は完全にゴアテックスの透湿性を超えています。
特に私のように100W以上の比較的高負荷なサイクリングを長時間行うと、間違いなく内部が濡れてしまいます。
濡れてしまい、体が冷え、動けなくなるということが何回もありました。
そのため、
・素肌をドライに保つよう、重ね着を工夫する
・繰り返し使えるタオルでウェアの表面やジャケットの裏面を拭く
・着替える
・脇の下のスリットを開ける
などして、中の湿度を徹底的に抜いていかなければ、内部が濡れた状態になってしまいます。
濡れた状態になるということは、ゴアテックスの透湿性が更に失われるということです。
■防水性
非常に高いです。
耐水圧は45000mmと非常に高く、嵐の中でも雨によって濡れたという感覚はほぼありません。
嵐の中ダウンヒルでもしない限り、おそらく雨によって体が濡れるということはないでしょう。
フードも開口部のゴム、後ろのゴムで非常にタイトにフィットすることができ、
ヘルメットの上からでもヘルメットの下でも着ることができます。
僕はフードの上からヘルメットをかぶっています。
また、裾もタイトに絞ることができます。
さすが登山用品のジャケットです。
■着心地
正直よくありません。
ゴワゴワしていて、ストレッチ性もないので「雨、いや!」っていうときにしか使いません。
■携帯性
まとめると350mlの缶ジュース程度になります。
重さは若干ありますが、携帯できるレベルです。
■まとめ
自分としてはまだ使い方に難があると思っていて、
それでも防水性の高さは異常に高いので使い続けています。
使い方(特にウェアのレイヤリング)のベストプラクティスを探してみたいと思います。
価格評価→★★★☆☆(使い切れてないのでまだ高いと感じる)
評 価→★★★★☆(防水性は最強クラス)
カタログ重量→ 305g