購入価格 ¥4027(amazon)
はじめに、この商品を購入にあたり月間賞で頂いたギフト券を使わせていただきました。
ありがとうございます。
私自身初のレイヤードアイテムだ。寒さには漲る体脂肪のためかめっぽう強いと自負しているがコレを買うきっかけになったのは9月のある日の話をしなければなるまい。
自転車ライドイベントに初めて参加した日の話だ。
天候に不安を感じていたがまぁ持ちそうだったので友人とともに100均でレインコートを購入するだけで参加したのだが、当日の天気はあいにくの雨。
そしてフリーサイズのレインコートが私の上半身に羽織られるとかなりタイトなシルエットに。
そりゃあそうだ。私のチェストが規格外でフリーサイズといえどそこまでの伸びしろを用意してなかったんだものね。
友人はもう見るからにクライマー体型なので何も問題なかったが、グランフォンドよりもクリテリウムが似合いそうな、山岳コースはグルペット確定の私、着用した瞬間に頭のなかである曲が流れてきた。
「You are shock!愛で空が落ちてくる~」
ベリッ!
パンプアップしなくても怒りのケンシロウよろしく引き裂かれるレインコート。
体型はハート様とか言っちゃあいけないところだぞ!
100円プラス税で購入したレインコートは約20キロでお役御免となったのだ。
200メートル1円プラス税といった換算ですね。
(破れたレインコートは貧脚が家まで持ち帰りました)
そしてわかったのだ。
ああ、私ってばアメリカンなわがままボディなんだね!と
うん。わがままボディって便利な言葉だな。
重要なのはここ!「アメリカン」!
つまり、アメリカンなウエアなら私のわがままボディを優しく包み込んでくれる、包容力のあるウエアに違いないと。
先に断っておくが、貧脚は男です。
というわけでCannondaleのアパレル部門と言うべきSUGOiのウインドブレーカーである。
ポイントはやはり自転車専用設計だろう。
もう一つ上げれば「アメリカン」なサイズ展開だろう。
さて商品名のヘリウムだが、元素番号2の、ゼロ族でもっとも軽い元素とは関係ない。
いあ、無いこともないんだろうけど生地の名称がヘリウムなのだ。
生地の特徴は、「軽くて丈夫、通気性、撥水性に優れる」となんだかいいことずくめ。
軽くて丈夫という所から、「軽くて安定性の高い元素」ヘリウムの名が宛てられているんじゃないかな?
そして「軽くて丈夫」は製品となったこのジャケットにもそのまま当てはまっている。
およそ90gと、殆どの人の体重から考えても誤差の範囲になる。
これだけ軽いと実際の防風能力はどうなの?と疑問が湧いてくるのが昭和の脳みそでできている貧脚の感想だ。
ならば実際に使ってみましょう。
気温14度。やや風がある曇天。
思い切って長袖インナーに半袖ジャージの季節先取りスタイルでテスト。
着用者の体型は身長173cm、チェスト106cm位。着用したのはUS-XLサイズ
気温はやや低めなので涼しい感じがするが、風は見事防いでいる。
ひんやりした感触はまぁ仕方ないけど、風が防げれば体感温度は下がらないので悪くない。
強度を変えて走り回ったが気付いた所がいくつか有った。
袖が若干バタつく。
まぁでもこれは仕方ない気もする。チェストでXLを選んでいるがそれ以外は普通の日本男児サイズ。パンプアップした上腕二頭筋とか持ちあわせていないのだから。
逆にウエストとか余っているがこれはシーズンを問わずに使えるから厚手のジャージでも使えるという点で悪く無いと思う。チェストはちょうどいい感じ。間違いなく私にぴったりのサイズだった。
防水性は急に降りだした時に雨宿りできるポイントまでなら大丈夫程度。
最初から降ってる日には完全装備で挑んだ方が吉だろう。
ただ、軽量なので普段から持ち運べるアドバンテージは大きい。いざというときに確実に役立つと思う。
さて、全体の作りを見ていこう。
見るからに薄くて頼り無さそうだが、性能は先ほど書いたとおり。
急な雨や日没後に一枚欲しい時に役立つタイプだ。
フロントはシンプルなデザイン。
カラーはホワイトでジャージがちょっと透けて見える。
ただ、本当にちょっとでゼッケンの視認が容易というわけではないのでレースでは使えない感じか?もっぱらロングライドでの緊急回避用と考えた方が良さそう。
丈はチャンピオンシステムのXXLにプラス3cm位。
ジャージの裾が出ることのないギリギリのサイズといいますかぴったりのサイズといいますか。
肩やジッパー部にリフレクターを装備。ZAP程ではないけど有ると安心できる。
脇の下にベンチレーションがあり、蒸れるのを防いでくれる。
実際着用時にべたつく感じは全く無かった。
背中側はデザインは左右対称なのに縫製は大胆といいますか斬新だ。
強度的な問題なのか、パーツを減らして軽くする目的なのか謎だが機能に不都合はないのでこういうものだと考えれば何も文句はない。
腰の右側にファスナー付きポケットがある。最初これを裏返してたためるのかと思ったが中地はメッシュ素材なので違うようだ。
ポケットにしては若干使いにくいところにあるがもしかしたらこのチャックを開けるとエアフローが得られる気もする。
一枚ジャージのポケットにたたんで忍ばせておけば帰りが遅くなっても安心できる、頼もしいアイテムだと思う。
価格評価→★★★★★(定価は高いけどこの価格ならむしろ安い)
評 価→★★★★☆(使い処が合っていれば頼もしいアイテム)
<オプション>
年 式→カタログ落ちしているので不明
カタログ重量→ 90g