LAS Squaro スクアーロ

購入価格 ￥17000

とにかく頭がでかい上に横広な為に被れるヘルメットは殆ど無く、BELL/GIRO系のXLやアレクレスのXXLも横幅がてんで足りなくて試着だけで頭痛がしていた中で見つけた最終回答。

被ってみて、嘘のように当る部分が全く無いので快適の一言。他社のように鉢巻状のバンドが入っていないので帽体の内幅がそのまま生きる(鉢巻の入ってるやつは、調整で緩めても前後には伸びるがその分弛んだバンドで横幅が却って狭くなる)。ストラップの取付も工夫されていて後頭部のところで捩れないし、全体が一枚になったパッドはぴったりフィットする上に洗濯も楽。やたらと高いのと、尖がり帽子のデザインが通勤には攻撃的過ぎるのがマイナスポイントだがそもそも被れるメットが無ければ話にならないので、車に撥ねられ割ってしまった後も速攻で同じ物を注文しました。
*ちなみに、LASなら良いかと言うとそうでは無くアストロムは同様に横広の帽体だがアクシャルやクリプトンはもろに縦長なので全くの別物。くれぐれも被って確認しないと、泣きを見ます。


価格評価→★★★☆☆（￥12000くらいが適価だと思うんだが）
評　　　価→★★★★★（ちゃんと被れるだけで幸せ)

購入価格 ￡85(wiggle)

いわゆるレース用ヘルメットのデザインに抵抗があり、街乗りメインならばカスク＆サイクルキャップと思っていました。が、自分の走行距離が伸び、さらに夏を迎えると、より安全で通風性に優れたヘルメットが欲しくなり、1ヶ月ほど色んなお店においてあるヘルメットを被り比べをさせていただいた結果、自分の頭と顔に最もフィットすると感じたのがLASでした。因みに、私は身長177cmの割りに小顔ですが、頭囲は日本人らしく丸型なので、欧米メーカーの前後に長い設計のモノは合いません。

上の方も書かれているように、同じLASでも被り心地や顔映りのシルエットは結構違います。一番気に入ったのは実はフリーサイズのistrionというモデル。このフリーサイズというのが決め手で、上位モデルのsqualoやvictory（いずれもＬ・Ｓの2種サイズ）のＬサイズよりも顔に比べて小さく見えます。つまりキノコらないスタイリングです。また重量も、その分軽くなっているのが魅力です。
victory size L:57～62cm 270g
squalo size L:57～63cm 320g
istrion size FREE:53～61cm 240g

被ったときのフィット感は、上位3モデルにのみ設定があるCAT-EYES adjust systemのおかげで、いつまでも被り続けたくなるくらいシックリ来ます。これは上位3モデルに共通しています。ダイヤルで締め付けるのみならず、上下に動くのでうなじの下の方まで下ろすことが出来るのがミソのようで、これは他社ヘルメットにはなかった気がします（写真は一番下まで下ろした状態）

顎紐もしっかりしていて、本当にフィッティングのことがよく考えられた、良心的な設計です。こういう機能美で設計させると、イタリア人はよいものを創るといつも感心します。（特に車など）

問題は国内価格です。流通量が少ないせいもあるのでしょうが、上位モデルは全て2万超え。そこで英国方面を覗いて見ると、LASの取り扱いはどうも最新モデルではないのか、カラーが随分制限されています（2010年6月時点）。古いモデルで設定のあったマットブラックで一度注文するも、やはり「メーカーで終売になっていました。ごめんなさい。お詫びにバウチャーを差し上げます」との返事。

と、ここまでistrionについて検討してきたわけですが、ここで方向転換を余儀なくされました。頂戴したバウチャーを使えばその上のモデルが買えるので、重量はあるのですが、帽体がより薄くデザインされているsqualoにしてみました。このモデルはプロチームも採用しているロングセラーだそうですが、ビギナーの私にはよくわかりません。ｗ

squaloも店頭でさんざん被り比べをさせていただいたので、想定どおりのシルエットと被り心地です。istrionに比べれば、顔に比べやや大きく映ります。写真で赤く見えるのは夏用のインナーパッドですが、通風性もとてもよいです。ただ、重量320gというのは長距離乗る方にすると、いまどきは重い部類になるかもしれません。･･･2年後、自分の走行距離がもっと伸びていたら、次回はやはり小さく軽いistrionにしたいものです。

それにしても、ヘルメットのスタイリングやカラーは、レース向けでないモノももっと開発して欲しいですね。ただし、フィッティングと安全性には手を抜かずに。ヘルメットは、日本の自転車人気が健全に広がってゆく際の重要な鍵を握っている気がします。

価格評価→★★★★☆(wiggleならば）
評　　　価→★★★★☆(istrionを満点として）

購入価格 ￥10974
Red/White/Carbon 54-59cm
いつもはカブトモストロ青を使用していますが、冬用ジャージは赤と白が基調なのでコーディネートしようと思いWiggleにお世話になりました。
ショップでかぶったときはいいと思ったのですが、内部の汗止めなどを全部はずしてヘッドカバーをかぶると前後は十分すぎるぐらい余裕があります。
しかし、横幅はヘルメットをかぶったままご飯を食べるとこめかみに圧迫感を感じます。
やっぱり日本人は日本製?

価格評価→★★★☆☆
評　　　価→★★★☆☆
＜オプション＞
年　　　式→ 2010
カタログ重量→ 260g

購入価格 ￡84.99 （送料 £18.00）(SJS Cycles)

初めてのヘルメットとして購入しました。

近くにヘルメットのかぶり比べが出来る店が無いため、色々なレビューから検討し、調整機能が優秀そうなこれを選択しました。
調整範囲が広いせいか、さほどの違和感も無く装着することが出来ました。
以前はメッシュキャップをかぶっていましたが、このヘルメットを最初に使用したときは、その通気性の良さに感動しました。
ただ、感動したのは初回だけで、二回目以降は慣れてしまったのか、または取り外して洗ったパッドの位置がズレたためか、意識することは無くなりました。
パッドは２種類あり、速乾性に優れる夏用と、厚手の冬用が用意されています。
汗かきの私としては、厳冬期以外は夏用のパッドで済ませています。
難点を挙げるとすれば、顎紐をまとめるチンストラップ・パッドのベルクロ部分の耐久性が低いこと、本体、補修部品とも入手しづらいことでしょうか。


補修部品として購入したパッド。
左が春用、右が冬用（虫よけネット付き）。

価格評価→★★★★☆
評　　　価→★★★★☆　(チンストラップ・パッドの低耐久性が惜しい）

購入価格 ￡59.97（≒￥11089） (Wiggle)　

快適に使用してきた旧モデルの耐用年数が過ぎており、軽量化（L：320g→270g）されたということにも期待して新モデルを購入しました。
(昨年副賞として頂戴したバウチャーを利用させて戴きました。この場をお借りして御礼申し上げます)

以前の拙いレビューを改訂すべく、旧モデルと比較しながら再度レビューします。


メーカーサイトより。White / Black / Blue


左：旧モデル　右：新モデル
カタログ写真とはグラフィックパターンが一部異なる。


●サイズ
内寸はパッドを含まない状態で前後長21.5cm、幅17.5cm。
これに後部のCATEYES adjusting systemを用いてフィッティングさせます。
上下方向には2mm刻みで18段の、周方向には7.1mm刻みで40段の調節が可能であり、これで57〜62cmの頭周囲長に対応させています。
これらは旧モデルと同様でした。


最大径の状態


上下方向の調節状態

周方向の調節状態

●重量
メーカーの商品説明や各通販サイトで270gとの表記がありましたが、入手出来たものは実測340gでした。
販売店に問い合わせ、仕様変更があったとの返答を受けております。（2015年2月）
重量バランスについては、やや後部寄りと思われます。
これも旧モデルとほぼ同じでした。

カタログとは異なる重量。ケースには改訂された重量が記載。

頭頂部付近のベンチレーション孔に紐を通して吊り下げた状態。

●使用感
数回着用してみて旧モデルとの違いは感じられませんでした。
内装のパッド類も旧モデルと同一であるように見え、週末ぐらいしか使用しない私では使用感も変わらないようです。
私の使用環境は以下の通りです。
・主に週末の散策に使用
・フラットバーのクロスバイク又はMTBで弱めの前傾姿勢で走行
・夏（〜35℃）はsummer pad、冬（0〜5℃）はwinter padとイヤーウォーマーの組み合わせで使用
これで数時間の行動（100km以下）をしていても、重量で首が疲れるようなことは無かったと思います。
暑さで蒸れたり寒さで冷えすぎたりして、注意力が散漫になることもありませんでした。
新モデルも同様に、不具合無く使用出来ると期待されます。

●まとめ
私には合うヘルメットですが、全ての人に御奨めとは言いにくいです。
旧モデルを不満なく使用されている方には問題無いでしょう。
それ以外の方は、フィット感や重量感を試着して確認されることを強くお勧めします。
秀逸な調節機構を持つものの、様々な頭部形状に適正に対応するのは困難でしょうし、使用環境によっては重量が無視できないと思われます。
また、メーカーや代理店の商品管理に怪しいところが感じられます。
改良のため製品の仕様等を予告なく変更する場合があるとはいえ、軽量化を謳いながらの重量増は残念でした。
ヘルメットバッグが付属品から削除されたことも同様です。
販売店によれば、仕向地に関わらず仕様変更がなされたとのこと。
一方で国内販売される次年度モデルは軽量仕様のままとなっています。
店頭であれ通販であれ、入手の際には重量や付属品の入念なチェックが必要でしょう。


旧モデルと付属のヘルメットバッグ。
新モデルにはヘルメットバッグや予備のパッド（夏用）は付属しない。


価格評価→★★★★★
評　　　価→★★★★☆
＜オプション＞
年　　　式→2014
カタログ重量→ 270g(実測重量 340g)