shimano DURA-ACE 9000
購入価格 ¥15万弱(ペダル除く)
言わずと知れたシマノのロード用ハイエンドコンポーネントです。 基本性能については文句のつけようがない。 その中でも特筆すべきは驚異的なケーブルの引きの軽さとブレーキのコントロール力、制動力です。
とにかくケーブルの引きが軽い。強めのブレーキでなければ指一本で事足りるレベルである。フロントディレイラーの形状の変更もあって、ケーブルの開放より巻取りのほうが軽く感じるほど。レバーを握るたびに幸せになれる。
そしてブレーキが素晴らしい。ケーブルの引きの軽さと相まって好きな分だけブレーキを利かせることができる。にもかかわらず最大制動力は高い。これまでのブレーキをがブレーキと思えなくなるほど素晴らしい。
もちろんクランクの剛性も素晴らしいです。少しのためも作らないように感じ、ガンガン踏んで行きたくなる味付けです。
変速も申し分ない。11速になり、リアディレイラープーリーの遊びがなくなった分やや調整が難しくなった気がするがぴったり出した時のカッチリ感はました気がします。
個人的に少し合わないと感じたのはSTIの形状です。7900系より細く丸みを帯びた形状になりました。手の小さい人には良いと思いますが、大きい人にとっては少し小さすぎる気がします。最上級グレードですので厚さの異なるブラケットカバーを用意するなど、握り心地を調整できる仕組みが合ってもいいと思います。
全体としてみるとレバーの握りなどエルゴノミクスに関するところ以外は文句のつけようがないと思います 個人的にはDi2より機械式のフィーリングほうが好きなので少し贔屓がはいりますが、Di2は必要ないレベルに達したと思います。ここまでシフトフィールがいいとDi2のメリットはスイッチを増やせるぐらいしか無いと感じるからです。 またREDと比べると250グラムほど重いようですが、あちらは耐久性など犠牲にしている部分が多々あるように感じるのに対して、こちらはブレーキレバーやスプロケットのスパイダーなどにカーボンを用い軽量化をはかりながらも、信頼性や耐久性などを犠牲にしている部分は無いと思います。 まさしく鉄壁のコンポーネントといえるでしょう。
価格評価→★★★☆☆ 性能を考えると高くはない。だがアルテグラが安すぎる 評 価→★★★★★
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