購入価格 中古
Rockshox Judyを使っていたが、2kg以上あって重いのと動きが悪いので、小マシなエアサスが欲しいと思っていたところ、ヤフオクで出物があったので落札。
タイミングが良かったのかMTBパーツは人気がないのか、申し訳ないくらい安かった。
26インチで9mmクイックリリース仕様、インナーチューブ径32mm、リバウンド調整とロックアウト機構を備える。
年式は不明だが、ダンパーはオープンバスだったので、おそらく2008年頃ではなかろうか。
フォークは実測で1600g以下。交換するとMTBのフロントが軽くなるのを実感した。
主に軽量化を考えてフォーク交換したわけだが、山を走ってみるとサスペンションとしての性能に驚いた。
前の持ち主は1~2年前にOHしたそうだが、それを差し引いても動きは素晴らしい。
下りでブレーキをかけ、フォークに横方向の力がかかっているときでもスムーズにストロークしてタイヤをしっかり路面に食いつかせてくれる。
小さな入力でもよく動くし、フルバンプするような強い衝撃もしっかり受け止めてくれる。
その分上りではロスを感じるが、ロックアウト機構があるので長い登りでは積極的に活用。
ただしレバーが小さく操作しにくいため、リモートロックアウトレバーが欲しい。
ルック車に毛が生えた程度の安いサスペンションから、一応ダンパーが入っているJudyに変えた時も走りやすさを実感したものだが、
今回FOXを使ってみたときの衝撃には遠く及ばなかった。
マウンテンバイカー達が「MTBはフォークで走りが変わる」と言っていた意味が理解できた。
高価なフレームを買うくらいなら、その予算は出来る限りフォークに回すほうが良い
環境の変化もあり、山を走ることは少なくなったのだが、購入後1年ほど経つと、インナーチューブとアウターレッグの間からオイル滲みが目立つようになってきた。
多少であれば問題ないのだが、シールもそろそろ劣化してきてるようなので、オイル交換もかねて自分でやってみることに。
最近のフォークはダンパーがカートリッジタイプになり、エア噛みしないようになったものの基本的にカートリッジ交換となりコストがかかるが、オープンバス方式のダンパーはオイルを用意すればオーケーで安上がり。
分解と組み立てにあたってはFOXの整備マニュアルを参考にする。
http://service.foxracingshox.com/consumers/Content/Service/Forks/F-Series/F100RL_F80RL.htmジップロックにAndroidタブレットを入れて、このページを見ながら作業を行った。
専用のフォークダストシールは3500円ほどする。オイルは数100円、また、エア漏れを防ぐシール用の専用フルードが、寿司についてくる醤油くらいのサイズなのに300円くらい。
特殊な工具は必要ないが、フォークコラムやアウターレッグを掴んで固定するためのメンテナンススタンドは絶対あったほうが良い。
あと周囲がオイルまみれになるので、バケツやウエス等の用意をした上で屋外での作業を強く推奨。
別のフォークをバラしたことが一度あったきりだが、作業は2時間ほどで終了。不安だったが問題なく作動した。
動きはOH以前も悪くなかったが、開けてみるとオイルは劣化していたし、オイル滲みが解消されて気分が良い。
価格評価→★★★★★ 気の毒なくらい安かった。新品の実売価格だと★3つかな。
評 価→★★★★★ MTBはサスペンションこそ本体と言っても良い。
実測重量 1596g(コラム167mm、スターナット込み)