購入価格 ¥4200円 (芯出し)
¥26250円 (剥離+塗装)
ハンドメイド工房のケルビムでフレームを再塗装しました。
芯出しと標準的な塗装で、税込みお値段は上記の通りです。
9年間乗り続けて少々疲れたケルビムレッドのフレーム単品を、梱包して宅急便で送ってから一か月余り。上品な青色に変身を遂げた新品同様(というか、どう見ても新品)のフレームが戻ってきました。毎度のことながら、さすがスチール。
文字等は再塗装前の様式をほぼ踏襲し、色だけを変えました。この青色は、いすゞのトラック『エルフ』の往年の定番色です。
さすがケルビム(というか上村塗装)。カーショップで買ってきたエルフ用のスプレーペイントをアルミホイル片に吹きつけてサンプルとして送ったのですが、寸分違わぬ色を、深い艶で実現してくれました。それにしてもエルフ青。落ち着いた上品な青です。
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これはケルビムの小径車用フレームCRで、20インチ(451mm)用です。
2002年の夏に出来上がったものです。休日のワンデーサイクリング用として、ずーっと乗り続けて、幾多の山岳コースを制覇してきたツワモノ(笑)です。
最近のCRは、なかなかいいお値段になっていますが、私が2001年の暮れにオーダーした当時のCRは確か、75000円程度だったかな?各部サイズと各部角度フルオーダーの場合は3割増し、ということで支払った金額は10万円程度だったように記憶しています。散々、長考して決定した自分だけのジオメトリを実現してくれて、その後9年間スバラシイ経験をさせてもらったことを考えると、あの時支払った10万円というのは、とんでもなくお安い買い物だったという感が否めません。
乗り始めてから9年で今回が初の再塗装ですが、多分、あと20年、合計で30年位は乗る(自分が生きていれば、ですが)ことでしょう。
素晴らしくよく走るマドガード付き長距離サイクリング小径車。サイコーです。
それにしてもスチールフレームは本当に長く使うことができますが、自分だけが年老いていく感じで、ちょっと恐いくらいですね(笑)。
なお、マドガードは半自作で、塗装は自前です。
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ハンドメイドのよさというのはたくさんあると思いますが、例えば、
① 製作可能なジオメトリなら何でも設定できる
② 自分でジオメトリを指定できる
③ 再塗装でいつまで経っても新品
④ 一見、とんでもない破損でも意外と修理が可能
⑤ ビルダーさんの知識や経験を聞くことができる
等の点を挙げることができます。(あれれどこかで聞いたことが・・・)
特に②。
昔と違ってメーカー製のロードはサイズが非常に幅広く選べるのですが、小径車はそうはいきません。というわけで小径車で自分のためのフレームジオメトリを実現することのアドバンテージは、小さくないと思います。
・・・再び新品になってしまった2002年のケルビムCR。パーツを組み付けながら思うのは、今までありがとう!そして、これからもよろしく!・・・です。あと20年は、がんばって乗り続けたいものです。(これもどこかで聞いたことが・・・)
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★★
心 情→★★★★★★(スバラシスギ小径車)
年 式→料金2011、製作年代2001~2002