入場料 ¥0
今年も行ってまいりました、ハンドメイドバイシクル展。
今回は50社が出展ということで、去年までトークショーブースだった部屋まで展示ブースにして詰め込んでました。
会場内にテーブルや椅子、フリードリンクも用意されてて来場者だけでなくビルダーさん同士が歓談(商談とも)してる姿も観られました。
というわけで、個人的に気になったところをピックアップ。
(以下敬称略)
①鶴岡レーシング
フォーラムの方でロードをオーダーされた方がいましたが、こちらはNJS認定フレーム。
クロモリフレームらしい端正な姿です。
②ビッグフロスト
オーダーフレームでは珍しいクロモリのTIG溶接フレーム。
異径パイプもあって、言われなきゃクロモリとはわかりません。
③グラファイトデザイン&東洋フレーム
GDの方は前三角カーボンパイプのMTB(試作)、東洋はトップチューブとアンダーチューブがカーボンのロード。
GDはフレームからは撤退したもののフレーム用パイプは供給されており、東洋でも使われてるとのことなので並べて紹介。
④本所工研
今回初出展の本所工研。色々なフェンダーが展示されてましたが、こちらをピックアップ。
29erATB用フェンダーって、中々見かけないパワーワード。
⑤三ヶ島製作所
こちらも初出展。目玉は、SYLVAN NEXTシリーズでしょう。
従来のPrime SYLVANより回転性能向上、薄型化(それに伴い軽量化)されたとのことで、確かにNEXTとつくだけはあるなと言った感じ。
その代わり、お値段はちょっと上昇してるのはご愛嬌。
⑥WELD ONE
チタンフレームでおなじみ。ロードも展示されてましたが趣味でMTBの方を。
シートチューブのように曲げができるにもかかわらず、敢えて溶接でRをつけたダウンチューブがべネ。
⑦柳サイクル
グラベル系に強いビルダーさんなんですが、気になったのがこちらのフロントバッグ。
見たとおりいわゆるブルーシート(銀色だけど)製の自作バッグだそうで、見た目さえ気にしなければ中々面白い一品。
⑧Bakansu cycles
ちょっと変わり種で、バイクポロ用フレームを展示してました。
一見普通のシングルギアっぽいんですが、ホイールベースがかなり短く中々違和感を感じます(写真が女性用26inで905mm)
⑨岡安製作所
26in仕様のツーリングトライアル用フレームという非常にニッチなフレーム。
このご時世、こんなフレームが作れるのもハンドメイドの最大の利点かと思います。
⑩EQUIBRIUM CYCLE WORKS
こちらはロードもグラベルもどんとこいなフレーム。
ラックやラグの加工は別料金ですが、フレームそのものはストックモデルとのこと。
と、こんな感じで。
トークショーに関しては、都合により参加できずレポはございません。悪しからず。
全体を見ての感想は競技向けのロードがかなり減り、いろんなフレームが増えてるなあという印象です。。
コンポーネントとしてはロードの範囲内でも、ライトツーリング向きやロングライド向き、グラベルも考慮に入れてだったり……と様々。
オーナーさんがどういうのを求めてるのかというビジョンがはっきりとしているからこそ、ビルダーさんもそれに応えようとしてるかのように見えました。
そういう意味では、これからもまだまだフレームビルダーが必要とされるし、また面白いものを来年見れるのではなかろうかと思います。
※今回、アンケートで記念品の抽選ができたのですが、ハズレでした。
評 価→★★★★★(そろそろ、会場の限界が……)