購入価格 ¥66000くらい
・年式は2009年モデル、いわゆる「クロスバイク」です。
僕自身が初めて手にしたスポーツバイクであり、このモデルを一番最初のスポーツバイクとして買った人は、おおよそ少なくはないのでしょうか?
・Bianchiのクロスバイクのラインナップは、大きく分けて2種類あって、ひとつはBianchi本国で企画される「Cameleonte」などの、グローバルモデル。
もう一つはサイクルヨーロッパジャパン独自が企画し、日本向けに販売される「ROMA」などのドメスティックモデルです。
上記に書いた「Cameleonte」と「ROMA」の2車種は、デザインやラインナップは違うものの、ターゲットレンジが非常に似ていて「どっちがどう違うの??」という感じにもなってしまうと思いますが、日本国内で運用する分は、カメレオンテよりもより軽快感があり、ハードな運動性のあるローマシリーズのほうが、道路事情に合ってる感じもしますね。
・ROMAは以前からディスクブレーキモデルと、リムブレーキモデルがラインナップされていましたが、自分が買った09年モデルは無印の「ROMA」がディスクブレーキモデル、この「ROMAⅡ」がリムブレーキ(Vブレーキ)モデルでした。
これは年度によって、無印とⅡがディスクでⅢとⅣがリムブレーキだったりとか、ちょろちょろ変わっています。
また、09年では無印ROMAとROMAⅡしかありませんでしたが、年を追うごとにROMAⅡのグレードや価格が上がり、その下のレンジを担うモデルとしてROMAⅢが誕生し、そのROMAⅢも価格が上がったせいで、より廉価なROMAⅣが生まれ……という流れで今に至っています。
基本的にはどれもフレームは同じもの、のはずです。
フォークはアルミフォークで、振動の吸収・減衰はあまり良くはありませんが、初心者にも扱いやすいようなジオメトリになっていて、そもそもクロスバイクでハードなロングライドするような人は、よほど酔狂でないとあり得ませんから、それほど気にするところではないでしょう。
しかし、このフォークですが、詳しく書くととてつもない量になるので割愛しますが、少なくとも僕の年式ではあまりいいものではありませんでした。
なので、よりフォークの先端に力のかかるディスクブレーキモデルのROMAは、信頼性としてどうなのかな?という感じもします。
ちなみに年式、ロットによってはカーボンフォークモデルもあるようです。
・ROMAシリーズの姉妹車両としては、コレをドロップ化して「ディスクロード」ジャンルとして売っていた「PRONT」と「FRECCIA」というモデルがあります。
どちらも人気モデルとは言いがたいですが、ディスクロードジャンルに及び腰なBianchiとしては、数少ない選択肢でした。
・予備知識として「ローマ」は08年までは「ROME」09年以降は「ROMA」という表記ゆれがあります。
・09年のROMAⅡのエンド幅は135mmですが、コレも年式によって130mmのものもあるようで、結構まちまちです。
・インプレッションとしては、ごくふつうのクロスバイクです。
重量もすごく軽いわけではないですし、かと言って、低価格帯(3万円台など)の物に比べるとはるかによく走るフレームです。
自分のROMAⅡはフロントダブルの、後ろ8速(RD-2200)でしたから、現在で言えばクラリスのグレードですね。
MTBコンポが付いているCameleonteに比べると、スムースな舗装路が多い国内の道路事情にはなかなか似合ってると思います。
ライバル車としてはGiant EscapeR3とか、Louis GarneauのChasseあたりになると思いますが、EscapeR3よりもよりシャープ、スポーティな走り心地で、Chasseに比べてもそう言った印象ですね。
カラーラインナップがあまり多くはないですが……まぁ、Bianchi乗るならチェレステ選ばすに何選ぶの?という感じでもありますが。
・先に書いたように「ごくふつうの」クロスバイクなので、奇をてらった設計なんかも殆ど無く、整備保守が非常にイージーです。
変速もリプレイスエンドがよほど曲がらない限りは、長めのリアセンターというのもあって、チャキチャキ変速してくれます。
規格もシートポスト径は27.2、ハンドル径は26.0ですが、ステムもコラム系1-1/8のスーパーオーバーのアヘッドステムなので、ロード用の適当なステムもボルトオンで付きます。
エンド幅が135mmなので、ロードホイールがつかなかったりもしますが……オウンリスク上等であれば、強引に履かせてしまうのも出来なくもない……?
というのもあって、ものぐさな人でもセカンドバイク、足車としては、なかなかお利口さんな一台になってくれるのではないのでしょうか。
・ちなみに、僕はこのROMAⅡで……
「400km以上のロングライド」
「ほとんどのパーツの載せ替え」
「ドロップハンドル化」
「レースに出走(AJOCCのシクロクロスレース)」
と相当遊び倒しました。
所詮は「お気楽クロスバイク」なので、ハンドルの落差が出にくく、ポジションに限界がありますが、遊ぼうと思えば 工夫次第で「かなり遊べる」 自転車だと思います。
価格評価→★★★☆☆(悪い選択肢ではないけど、コスパに優れたモデルではない)
評 価→★★★☆☆(ごくふつうのクロスバイクです)
<オプション>
年 式→2009年モデル
カタログ重量→ 不明 (実測重量9.5kg@秋ヶ瀬バイクロア6での計量)