購入価格 ¥70000(完成車バラシのフレームのみ)
【購入の経緯】
メリダのアルミCXフレーム。
以前乗っていたCXフレーム(PRO-liteとFLYXII)が、一番小さいサイズにも関わらず大きすぎていまいちポジションが出せないので、一番小さい47サイズを購入。
現行モデルは2015年デビューでフレーム売りもしていたが、2016年からは完成車のみの販売となってしまった。
ショップに2015モデルを探してもらったところ売り切れだったが、店主がちょうど2016年完成車についているパーツで使いたいもの(TRPのSPYRE)があったそうなので、完成車として仕入れてもらって、そこから完成車バラシとしてフレームのみを購入。
【特徴】
フロントが15mmスルーアクスル、リアがQRの仕様(OLD100/135)。
ヘッドは上1-1/8、下1-1/2のテーパーコラム仕様。
ディスクブレーキはポストマウントで前後160mmローター仕様。
ワイヤリングは内蔵式だが、シフトはフルアウター方式ではなく、フレームの入り口側がアウター受けになってるタイプ。リアブレーキはフルアウター方式。
BBはJISスレッド。
BB下がりは65mmなのでCX車両としては深め。
独自仕様の規格を採用していないためメンテナンス性は良い。
ボトルケージ穴はダウンチューブとシートチューブの二カ所。
前後にフェンダーダボがありますが、フロントフェンダーは汎用品を付けるには工夫が必要です。
リア側は別途シートクランプ一体型のダボを追加すれば10kgくらいまでキャリアを付けても大丈夫そうな感じです。
【サイズに関して】
身長167cm/股下74cmで、
サドル高さ650mm、
ステム100mm/ハンドルリーチ80mm+ST4700でジャストサイズ。
【乗ってみて】
前後の体重移動の効果を発揮しやすく、
後ろに乗ると直進性が高く、後輪へのトラクションがかかります。
(泥泥コースや砂地でやると有効)
フロント荷重を積極的にかけるとタイヤのグリップが有効に使用できて回頭性が上がります。
また、それを体感しやすいので結果的に乗りやすいです。
担ぐ場合にはややスロープしてるのでちょっと肩を入れにくいかも。
フロント周りが非常にしっかりしてるので、高速からコーナーへ一気にビッグブレーキをかましてフロントが滑ってもそのまま突っ込める安心感があります。
ジオメトリとしてはBB深め、ヘッド寝気味のやや安定志向だと思います。
タイヤのクリアランスは700×40Cのパナレーサーグラベルキングを使用して確認。29er×1.9(50C相当)はチェーンステーと干渉して駄目でした。
BB後ろにチェーンステーブリッジが存在するため、硬めの泥コースだと多分泥が積もります。
【総評】
初めてのCX車両として購入するならば完成車の価格は破格の安さ&そのままレースで使えるスペックなのでお勧めです。
アウターにちゃんと46Tを採用しているところは評価できます(完成車で50Tを採用してるCX車両は何考えてるんでしょう?)。
初心者はRDをGSにして32-11にした方が使いやすいかも。どうせアウターは最初の方は使えないだろうし。
実は購入直後はディスクロードとして使用していましたが、
深めのBBドロップの効果もあり、直進性の高いロードバイクとして十分に使える物でした。
ロードとして使用する場合、フォークの肩下が395mmと普通のロードよりも20mm以上長いので、ポジションがかなりアップライトになってしまいます。
かといって、短く切り詰めてしまうと、今度はCXで使用する際にハンドルが下過ぎて困ったことになります。
価格評価→★★★★☆(フレーム売りがあれば最高)
評 価→★★★★☆(価格を考えたらすごく良い)
年 式→2016
カタログ重量→完成車で9.8kg(実測重量未計測)
http://www.merida.jp/archive/merida_2016/lineup/cyclo_cross/cyclo_cross_500.html