[HYBRID] GIANT SEEK R2
購入価格 ¥約5万 (2010年モデル) 2013年モデルは「R」は外されている様子
当方初スポーツ車を購入したのがコイツでした。 御陰様で底なし沼です、本当にありがとうございます。
クロスバイクに求められるものとはなんでしょうか? 誰もクロスバイクでロードを抜こうと思いません(例外多数 誰もクロスバイクで300km走ろうと思いません(例外多数 誰もクロスバイクに20万払おうと思いません(一般人は でも、クロスバイクで少しの通勤・通学を楽しくしたい。 でも、クロスバイクでなら少しは遠くへ行ける。 でも、クロスバイクならまだ買える。 そして、自転車の可能性を見つける梯に。 SEEKシリーズはそれら全てを満たしています。
乗り味はものすごく固いです。丸くて太い肉厚のアルミのチューブでできたフレーム。無機質に伸びるアルミのストレートフォーク。振動吸収の欠片もない乗り心地。サドル次第ではお尻にイボもできる。 一切の柔らかさを感じさせないのです。けれども、それでいいんです。MTB寄りのフレームですから、重量は重めです。だからこそ、ママチャリから初めてスポーツ車に乗り換えたときの、軽さによる怖さは幾分か緩和されます。クロモリやカーボンの自転車のレビューに書いてあるウィップ感。そんなものは知りません。だからこそ、どんなに強く踏んでも真っ直ぐに答えてくれます。踏めば踏むだけ出るスピード。ペダルに入れた力は過不足無く伝わります。 (吊るし)32cのタイヤMaxxis Columbiereは正直パンクしやすいタイヤですので早めの交換をおすすめします。けれども、小さな段差くらいは気にしなくても良くなるので、乗っているときは気が楽です。ここから25、23とタイヤを細くしていくと、いかに固いか痛感する反面、反応の良さにも気づきます。 もっと軽いフレームになったらどんな走り心地だろう。カーボンやクロモリにしたらどれだけの乗り心地なんだろう。そして、ロードへの憧れがどんどん膨らんでいってしまいます。 また、MTBに採用される、ディスクブレーキが標準装備されています。初心者はメカディスクの神経質なセッティングで少し萎えたりします。デフォルトのAlivioクラスのブレーキはあまり効くとは言えませんので、早めの交換をおすすめします。ですが、おかげで、ブレーキシューから飛び散る墨汁を知らない人間でいます。普段使いの時の急な雨でも制動力不足をあまり感じさせません。泥除けさえつければ、急な雨にも臆することなく進めると思います。泥除けとディスクがついていれば、通勤・通学車としては最高になります。 そしてもっとも、このフレームらしいところはリアエンド幅がMTB用のそれであることです。 しかも、ディスク。これがどういうことかというと、MTBホイールとブロックタイヤを買ってきて、ローターを付け替えればあっという間にMTBになります。(もちろんハードな使用はできませんが、)小道を逸れてプチトレイルができるようになり、家の周りにある林に少し足を延ばしてみると、道なき道を制覇していく快感、冒険心の躍動、障害物を躱すスリル…いろいろな感情が湧きあがってきます。 フロントサスってどんな感じなんだろう。フルサスにしたらもっと速く走れるのかな。そして、MTBへの憧れがどんどん膨らんでいきます。
あれ??結局、軽量ロードもフルサスもどっちも欲しくなっちゃてる・・・ 二刀流、二つの沼への入り口。
価格評価→★★★★★(←セールなら買い。大満足。定価は最初の一台としては高い。) 評 価→★★★☆☆(←つまるところ中途半端。ロードにしちゃ重いし固い。MTBにしても固い。でも、クロスバイクの役割としては★5) <オプション> 年 式→2010 カタログ重量→ g(実測重量 g) なお、ブロックタイヤ(2.1でも)をインストールすると、シートステーとチェーンステーと干渉します。自己責任承知で、再度部分のブロックを切除して初めてブロックタイヤが履けます。
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