購入価格 ¥8700 (Merlin Cycles)
まず自分はビンディングペダルはずっとTime。
シクロクロスでクランクブラザーズなんか使っちゃったりしてるけれど、ロードはずっとTime。
最初に買ったペダルが、Timeのi-Clic2で、それに何の不満もストレスもなく使ってしまっているので、結局ずっとTimeなのであった。
しかし、二つ持っていたTimeのi-clic2も、ひとつは小石を噛んだ状態でビンディングしてしまい、踏み面を割ってしまったのと、もうひとつは使いすぎでビンディング部の摩耗が酷く、固定が怪しかったのでいよいよの交換。
次もTimeにしたいなということで、クリートがそのまま使えるXpressoに交換をしました。
自分が手に入れたのはFlagEditionというモデルで、各国のイメージカラーとグラフィックが彫られているという限定モデルで、グレード的には「8」に当たるモデルです。
ペダルそのものは比較的軽量な作りというのもあって、樹脂パーツの塊みたいな印象で、コレに体重かけちゃって大丈夫なのかな?という感じに。
以前使っていたi-Clic2とも樹脂の質が変わっているような。
■実際使った感想
Timeのペダルはフローティング構造っていうのが特徴で、足のトーイン・トーアウトに対して非常に遊びがあるというもの。
ただ、センタリング機構があって、基本ポジションに戻そうというバネ感があるので、決して遊びっぱなしではないということ。
そういったビンディング感がi-Clic2で大変気に入っていたので、Xpressoだとどうかな?という印象がありましたが、使ってみると多少がっちり感が増していて、最初こそは「あっ、違うな」という印象は受けましたが、使っていくに連れてほぼ違和感はなくなりました。
実際、メーカーのリリースとしても「固定力を改善した」というコメントがあって、i-Clic2に比べると、固定力、ホールド感はかなり上がった印象。
もちろん、そういった部分も以前のモデルからの延長上にある改良部分なので、とりわけ「以前のほうが良かったなあ」という感想には至りませんでした。
クリート自体は、以前のi-Clic2と共通のものなのですが、若干キャッチする部分が変わってる関係か、削れ方、摩耗の仕方が異なっていて、以前i-Clic2で使っていたクリートをそのままXpressoで使おうとしたら、イマイチ嵌めづらかったり、外れやすかったりと具合がよろしくなかったので、ここはペダルと一緒に同封されているはずの新品のクリートを使いたいところです。
ちなみに8だけでなく、6も使っていて、若干違うようですが、6と8の違いは使ってる分はほとんどわかりませんでした……
(色が違うので、バイクに合ったカラーをチョイスするべきでしょう)
■総括して
なかなかに調子の良いペダルです。
Timeのi-Clic2を使ってた方なら、あまり違和感なく移行できるでしょう。
他メーカーでも、ロングライドなどで、足の違和感に悩んでる方ならトライしてみてもいいかもしれません。
ちなみにXpresso10を使ってる知り合いは、自分と同じようにブルベで使っていましたが、半年で2回ほど壊していて、それを目の当たりにしている自分は、最初耐久性はどうかなと戦々恐々だったわけですが、実際8と6を運用している分はトラブルなく使えております。
ただ、以前からTimeのクリートは歩き方や、体型によっては「非常にすり減りやすい」という話があるので、人によっては少し気を遣う必要がありそうです。
価格評価→★★★★★(モデルチェンジした今なら激安!)
評 価→★★★★★(気になっていて試してみるなら今!)
<オプション>
年 式→2016