購入価格:¥5,000程度
たまにはSPD-SL以外のペダルも試してみようと思い、買ってみました。
カーボンばねではなく、普通の金属ばねのモデルです。
廉価グレードとはいえ樹脂製なので軽いです。
ペダルシャフトを固定しているギザギザのナットですが、皆さんが仰る様に たまに緩みます。
SPD-SLでは考えられない頻度で緩むのですが、緩むとシャフトに横ガタが出るのでギョッとします。
上の写真でも かすかに緩んでいますね。
緩んだ時に すぐに締め戻せばベアリングまわりにダメージは入りません。
19mmメガネレンチは必須です。
左ペダルシャフトならば モンキーレンチで無理やり締める事も出来ますが、横着はいけません。
形がシマノに似ているようですが、実際は逆ですね。
シマノのペダルがLOOKに似ているだけです。
(昔のシマノのペダルは LOOKが提供していました)
解放値は 今まで使っていたSPD-SLと同じに設定したので、ステップインの感触はほぼ変化なしです(当たり前だ)。
SPD-SLと比べて クリートとペダルの接触面積が減ったように感じます。
KEOクリートは シマノやTIMEと比べても明らかに小さいので、気のせいではないでしょう。
ダイレクト感がやや薄い、といえば聞こえは悪いですが、クリートが小さくなった事で
「母指球で踏む」ペダリングが ちゃんと出来ていないと いまいち扱いづらい気がします。
KEO2 MAXのペダルシャフトは、ねじが切られている部分が やたら長いのが特徴です。
これは LOOK純正のペダルワッシャーの取り付けを意識しているからです。
LOOK自体 フランスのメーカーなので Qファクターを広げる方への拡張性を確保したという事でしょうか。
そのため、シマノのアルミクランクに取り付けると ペダルシャフトが裏に飛び出します。
僕のFC-6600でも0.5mmくらい飛び出していますが、写真の撮り方が悪くて写っていません。
上の写真、斜めから撮影しているので分かりづらいですが、ペダルの踏み面が若干下を向いているのです。
半角スラッシュくらいの角度といえば伝わるでしょうか。( / ←これくらい)
ベアリングの回転には濁りもなくヌルヌル回るので、どんな角度でリリースしても このポジションで静止してしまいます。
クリートのつま先でペダルを軽く引っくり返してからステップインするのに慣れが必要です。
これはKEO2 MAX特有の現象ではありませんが、KEOクリートの小ささと相まって
SPD-SLから買い替えた場合は特に嵌めづらいです。
散々書きましたが、現行シマノペダルとはまた違う 独特な踏み心地は大変面白いです。
軽量化にもなるので、バイク重量を少しでもケチりたいときに有り難い(笑)。
価格評価→★★☆☆☆(定価はちょっと高い)
評 価→★★★★☆