SHIMANO PD-ED500
購入価格:3642円(Amazon)
最近発売された、ロード用のSPD両面ペダル ライトアクション機構を搭載ということで、久しぶりのSPD回帰の対象に選びました。 直前仕様はTIME:Xpresso4、他に手持ちに同じくSPDのPD-M530がありますのでそちらとの比較、ファーストインプレッションです。
導入理由:元々、膝に優しいということでTIMEペダルを愛用していたのですが、ロードの楽しみ方に最近キャンプと御朱印集めという遊び方が加わってしまい、歩く機会が増えました。 特にロード用カーボンソールのシューズでやるキャンプはそれは辛いもので、歩き多めのライド用にSPD導入という形です。
見た目:M530のロード版ともいう感じで、両面SPDにケージがついたスタイルです。ただ、ロード用とうたってるだけあってM530に比べたらスリムに感じるスタイリングで、ロードに取り付けても結構良い感じです。
ステップイン、アウト:ED500を選んだ理由の八割型がコレ目当て。 新規にライトアクションという軽いバネを使用しています。 (このペダルにはSM-SH56のマルチリリース用のクリートがついていますが、ひょんなことから外れたりという話を聞いて自分はシングルリリースのSM-SH51のクリートを使用しています。) 試しに初期状態の固定力で使ってみたのですが、とにかくこれが具合がいい! クリートの位置を合わせたと思ったらもうステップイン、脚をひねったらほぼ抵抗なくリリースされます。 試しに取り付けたM530の最弱でも踏んで嵌める感覚はあったのですが、ED500はもはや足を決めて置いたら嵌まるといって過言ではないくらいスパスパ嵌り、そして外せます。 どんなに疲れていても、外す動作自体を忘れない限りは立ちごけとは無縁で過ごせるであろうすごいやつです。 TIMEのペダルも、引っ掛けて足を置けば嵌まるに近いですが、それ以上のスムーズさでした。
踏み面:多分言うほど広くはないです。 が、シューズがSH-RT33というツーリング用シューズで、ソールにプラの一枚板を仕込んであるおかげで点で踏んでる感覚ではないです。ちゃんと面。ダイレクト感はやはりXpressoには及ばないかなと思うんですが、わかってて乗らなければわからないかもしれません。 それからXpressoよりは脚が近く(サドルが下がったように)感じます。SPDなのでペダル軸からのハイトは高いようです。 全く同じ感じにするなら少しだけサドルを上げる必要があると思われます。
回転、ペダリング、固定力:まだまだ新品グリスがたっぷりなのもあってか指で弾いてもろくに回りません…が、両面SPDなのでどんな向きでもしっかりクリート拾えるのでそんなに困らないかな…? 家の周り実走とローラーで少しだけ実際に回しましたが、Xpresso比でシューズもペダルも重くなってるのは体感できました。 ライトアクションのこともあるので固定力はいささか心配でしたが、もがいてみても、ダンシングしても普通に漕ぐ分には全く不安なく足に追従してくれました。安心感はしっかりあります。 剛性…はよくわかんないですけど、自分の中ではペダルがたわんでるとかいった感じはありませんでした。
総評として自分が欲しかったSPDペダルとしての機能は必要十分、ライトアクションは初心者の方、信号ストップアンドゴーが多いシーンやロングライドをする方の後半のストレス減少にしっかり寄与するシステムだと思います。ロード用途には十分な固定力は持ってます。 重みはありますが、軽い走りがほしければES600にすれば改善すると思われます。(同じくライトアクション採用) 遊びは思ったよりありますが、元々膝への優しさからTIMEのペダルを使ってた事もあるので、そこについてはこれからロングライドで検証できればと思っています。 ロードやクロスで、SPDペダル導入を考えてる方にはぜひ一度試してほしいなと思うペダルでした。
価格評価→★★★★★(←4000しないのはやっぱり安い) 評 価→★★★★☆(重さ以外は満足、あとは膝にどうか) <オプション> 年 式→2017 カタログ重量→442g
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