購入価格 ¥不明
カタログ上のモデルイヤーでいうと、2011~2014年に当たります。
ウルトラトルクのカーボンクランクで、
個人的には アクスル一体型クランクの中では ウルトラトルクが最も好みです。
↑チェーンリング交換のためにボルトを抜かれたところ
○重量
チェーンリング(52/39T)込み・BBカップ抜きで662gです。
BBカップはSuper Recordで44gなので、BBを含めた合計重量では706gになります。
我が家には、これとは別に シマノのFC-6601があるのですが、
FC-6601だと 同じくチェーンリング込み・BB抜きで708gでした。
仮にFC-6601とBB-R9100(65g)を組み合わせたとすると、
合計673gとなり、重量差はさらに開きます。
○剛性
FC-6601と使い比べると、少しではあるものの FC-6601の方が硬いと分かります。
ですが、決してChorusが劣っているとは思いません。
FC-6601を長距離で使ったことはありませんが、「脚に来ない」のはChorusのはずです。
ただ、ひたすら このクランクだけを使い続けていると、
剛性がどうとかは よく分からなくなってしまいます。
○チェーンリングについて
カンパニョーロのノーマルクランクは、
昔からPCD135mmを採用しています。
シマノのノーマルクランクがPCD130mmで最小ギア39Tなので、
5mm大きいスパイダーアームで39Tって大丈夫なのか、と思ってしまいますが
大丈夫なのでしょう。
Emikanさんのレビューにも書いてありますが、
チェーンリングの耐久性はなかなか大したものです。
コンポが11速だった頃に使用していたFC-6700などは 本当に摩耗が速かったので、
それと比べれば ずっと長持ちしています。
コーティングが優れているのかもしれません。
ちなみに、カンパニョーロは いくつかの別モデルのクランクと チェーンリングを共用することが多いです。
MY2010以前のチェーンリングは、同時期のRecordと同じもので、
MY2011-2014の場合は Super RecordとRecordとChorusが同じチェーンリングを共用しています。
○変速性能
普通です。ホローグライド世代のシマノクランク(FC-9000とか)に比べると流石に劣りますが、
変速時に抜重するなど 基本的な操作に忠実に操作してやれば、
スムーズに変速できないなどといった事にはなりません。
↑傷んだベアリングを交換した時の写真
ウルトラトルクという機構そのものには賛否あるかもしれませんが、
フルカーボン製のクランクアームを作る方法としては 最もスマートで無駄が無いと思います。
噂の域を出ないものの、ウルトラトルクという規格は
カーボンクランクをアクスル一体型で製造する為に考案された、という説もありますね。
性能以外の話をすると、このような 細身の5アームが大好きなのですが、
年々希少になりつつあるのが寂しいです…。
壊れるまでは手放さない所存であります。
価格評価→☆☆☆☆☆(いくらで買ったか覚えてない)
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→2011~2014
カタログ重量→667g(実測重量662g)