購入価格 約¥21000(税込)
*レシート捨ててしまいましたが、定価の1割引くらいだった記憶が。
2019年7月に登場したシマノのグラベル用コンポ「GRX」のフロントシングルクランクです。
GRXのクランクはフロントダブル、シングルがそれぞれ2グレードずつラインナップされています。本製品のグレードは「アルテグラ相当」と評されています。
チェーンリングの歯数は42Tと40Tの2種類。ウルフトゥースなどのサードパーティ製品と比べ、選択肢は少ないです。既にティアグラ以上のグレードのクランクを持っている人は、サードパーティ製のナローワイドチェーンリングを購入してクランクアームと組み合わせたほうが価格も歯数選択肢も豊富といえます(*ただし、アームの一部をグラインダー加工しないと付けられない製品もあるそうなので、慎重に検討を)
フロントシングルクランクの長所は
1安い(本製品はアルテ相当といわれつつ、アルテのクランクより実売価格で5千円ほど安い。しかもフロントディレイラーやシフターが不要になるので、トータルでまあまあの差に)
2軽い(同上。歯数にもよるが、デュラエースと同じ~30グラム重い程度)
3掃除、メンテが楽
4メカトラリスク減。仮にトラブっても復旧が簡単
5走行中のめんどくさいフロント変速から解放
短所は
1ギア比の組み合わせ数が大幅に減る
2(対策しない場合)ギアレンジが狭くなる
です。
短所1はどうしようもないです(笑)。
短所2を克服するため、MTBで使われるメガサイズのスプロケ(11-40Tとか)を組み合わせるというのがShimanoや自転車雑誌では推奨されています。本来の用途である、激坂を含むグラベルライドやシクロクロスレースではそれが自然なのでしょう。
しかしそうすると長所2が打ち消される(11-28Tと11-40Tでは重量が150~
200グラムは違う)うえ、ギア比が飛び飛びになります。
そこで、レースもヒルクライムもしない私はロード用のSTIレバー(リムブレーキ仕様)、チェーン、スプロケ(11-30t)、リアディレイラーと組み合わせて使っています。
まだ400キロほどしか乗り込んでいませんが、チェーン落ちや変速以上などのトラブルはありません。ローに入れるとチェーンラインはそれなりに斜めになりますが、異音もありません。
剛性云々は貧脚の私には分かりませんが、直前まで使っていたクラリスのクランクと比べれば、ダンシングで思いっきり踏んでもちゃんと応えてくれるような安心感はあります。プラシーボ効果かもしれませんが。。
11速コンポのバイクに乗ってるけど飽きてきたなあ、でも新車買う金やモチベーションはないしなあという人、コスト低めで気軽にできるうえ、見た目もかなり変わるフロントシングル化はいかがでしょうか。1グレード下のFC-RX600-1にいたっては実売価格1万円ですし、かなり敷居は低いかと。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★☆
<オプション>
年 式→
カタログ重量→644g(40t)