SRAM Apex 1 Rear Derailleur Long Cage 11S
【非競技・日常使い・うまい蕎麦を食べて景色を楽しむサイクリング、しかし「スポーツバイクらしい基本性能はしっかりしていてほしい」視点でのレビューです】
頑強な造り、安定感もあり(実は51tまでいける?)
シマノのシャドーのように横への張り出しを抑えた設計になっていないぶん、横方向に図太く、パンタグラフなど可動部ががっしりしていますね。(張り出さないことで当たりにくくするか、ぶつかっても動じないよう屈強にするか、考え方の違い?)
しかし、屈強であることの恩恵はむしろ変速性能のほうにあるんじゃないかと思います。ケージの微細な横ブレ・ねじれが少なく、シフト操作をしていない時にプーリーがしっかりとその場を保持しているという印象。特に38tや42tの大きいコグ間でテンションが高まる時でもディレーラーが「必死で頑張ってる」感じがなく、卒なく動いてピタッと止まっているのがいいです。
公式ではスプロケット最大42tまでとなっていますが、アメリカのとある有名フレームビルダーは「実はこいつが公式情報とは違って51tまで問題なくいけるというのは真実を知るメカニック達の間では周知の事実だ」と書いていました。GX等上のグレードと基本設計が同じ(引きに対するディレーラー稼働量が異なるという点を除いては)だからだそうです。
実測重量313gでした。
価格評価→★★ (日本国内での入手性が悪く、割高) 評価→★★★★
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