購入価格 ¥8,000円ちょっと(エンド曲がり修正工賃含む)
【エンドを曲げたのを機にシャドーRDへ交換】
先日、不注意で低速走行時に右側に転倒し、エンドを曲げてしまいました。
RDはRD-4700GS。クロモリのグラベルバイクで、コンポはほぼTiagra 4700。カセットは11-32TなのでGS(ロングケージ)です。
この状態では、ケージがスポークに当たって乗れないので、ケージを無理やり外側に曲げて、自走で20km走りショップへ。そのまま預けて帰りました
ショップに向かっている途中に、修理の選択肢が3つ浮かびます。
・ケージだけ買い直す
・RD-4700ごと交換
・GRX400 RD-RX400にする
ケージだけ変えるのが一番安上がりではあるのですが、絶対に転ばないのでなければ同じようなトラブルが起こる可能性はあり、シャドーRD化してみようとRD-RX400をショップで相談。「4700との互換性を後で調べておきます」と言われましたが(増税前駆け込み対応で忙しくてそれどころじゃなさそうでした)、シマノのチャートを見て互換性が確認できたので、ショップに伝えて正式発注しました。
ちなみにそのとき、「せっかくだから上のグレードにしませんか?」と言われましたが、実は既にRD-RX812ほかGRX800系コンポが次のバイク用(フレーム出荷待ち)に手元にあるので断りました。
【RD-4700に比べてリジッドな変速感】
さて、5日ほどたって、ショップから修理完了の連絡があって受け取りに。
エンドはばっちり修理され、RD-RX400も無事装着済みです。
この写真で分かるように、RDの外側への張り出しは明らかに小さくなっています。
実走はまだ50km程度ですが、RD-4700がリニアな変速感だったとすると、RD-RX400はもう少しスコン、スコンと急激な変速感のような印象です。調整の具合もあるかもしれませんが、同じショップなのでその差は無視します。
逆に言えば、RD-4700の方がヌメっとしていて、RD-RX400の方がリニアなのかもしれません。
RD-4700GSが、ローギア28〜32Tなのに対し、RD-RX400は32〜36Tなので、カセットに対して若干間延び感があります。そしてSHIMANOロゴがダサいのが許しがたく、とりあえずこの後マジックペンで塗りつぶしました(オフィシャルの製品写真だと実際のロゴ部の下の円形部分にSHIMANOロゴがありますが、どっちもどっちです)。
また、GRXのRDにはスタビライザーが内蔵されていますが、正直言ってオン/オフの差が分かりません。鈍感力の賜物かもしれませんが、グラベルバイクの低圧で乗っていると、ほかに抵抗となる部分が多すぎて全くもってピンと来ません。
【シマノロード用唯一の10sシャドーRD(ただしロー32T以上)】
シマノのロード用RDは、105以上はすべてシャドーRD化しましたが、Tiagra以下は2019年時点でまだ従来のタイプです。
廉価なグラベルバイクだとTiagra装着のものもあり、「どうせ壊すから安いパーツでいいや」と思っていたのですが、その予想通り壊れたので、そうした場合の換装パーツとしてはシャドーRDのRD-RX400は換装用として良いのではないかと思います。
ちなみに、4700系Tiagraは従来の10sコンポとの互換性がなく、GRX400も同様です。RD-4700は11sのSTIと組み合わせれば11sRDとして使用できるという話を聞いたことがありますが(伝聞ですよ!)、RD-RX400もそうなのかもしれません。
RD-RX400のメーカー希望小売価格は税込で6,000円強、ネットでは5,000円弱くらいのショップがありますが、エンド曲がり修正とディレーラー換装込で8,000円強というのは、かなり安いと感じました。なので、明細はいただかずにサクッと払いました。
価格評価→★★★★☆(作業量込で考えると安い)
評 価→★★★★☆(まだちょっと乗っただけ)
<オプション>
年 式→2019
カタログ重量→ 303g