購入価格 ¥7,000円ちょっとくらい
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=9519&forum=21&post_id=26124#forumpost26124↑のような経緯でREDのレバーを買ったのですが、
ついでにフロントメカまで買ってしまったのでした。
現在の使用環境は、シマノFC-6600にスギノの53Tアウターチェーンリングを取り付けたものとの組み合わせです。
2012年にマイナーチェンジを受けたREDのグループセットは、11速化を果たした以外には 特に変更点もなく
2017年まで ぶっ通しで販売され続けています。
eTapの登場で、スラムが再び注目されつつありますね。
2012年に行われたREDの仕様変更の いちばんの見所は、やはりレバー形状の変更とフロントメカの改善です。
初代REDのフロントメカは、羽根がチタン合金で出来ており かなり危ない軽さに走った代物でした。CBNでの評価も散々です。
変速性能が悪い、羽根がやたらと摩耗するなど、ヒルクライム専用の飛び道具としてなら
まだ使い道があったのかもしれませんが、
とにかくマイナス面の印象だけが ひたすら先行した結果「スラムは変速性能が悪い」と評価されてしまったのかもしれません。
新型REDのフロントメカは、羽根の材質をアルミ/スチール合金に改め、重量増加と引き換えに 高い剛性と変速性能を引き出しました。
多くのプロ選手に使われるようになり、旧REDのような ちょろこい物づくりが出来なくなった、とも捉えられます。
専用チェーンキャッチャーを含めた実測重量です。
先代のフロントメカのカタログ重量が60gを切っていたそうなので、純粋なフロントメカ単体の計測ではないとはいえ
かなりの重量増です。
増えた重量ぶんの プラスの性能が付加されていればいいのですが、このフロントメカの場合は合格点をあげてもいいのではないでしょうか。
使用開始から3ヶ月が経過していますが、羽根の摩耗が進んでいる感じも無いですし
変速性能に不満を持ったこともありません。
もっとも、変速性能の良し悪しを決める要素としては チェーンリングとチェーンの形状のほうが支配的ですから
REDのGXPクランクが相手なら また評価も変わってくるでしょう。
アウターに変速した状態
インナーに変速すると、羽根の後端が外側へ振るような動きをします。
これのおかげで インナー×トップでも羽根とチェーンの干渉が起こらず、シフター側のトリム機能も廃することができました。
よく考えられています。
セッティングの際には、アウター変速時にチェーンリングと羽根が平行になるよう調整する必要があり、
羽根を手で動かしながら いい感じの角度に誘導します。正直 面倒です。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★★