購入価格 愛車購入時に付属
諸君、私はシルバーの金属光沢を放つパーツが大好きだ。(キリッ
今回レビューするフロントディレイラーは、愛車購入時からどんどんパーツが入れ替わっていく中、最後まで交換されずに残っていた納車当時のパーツ。
入門グレードとはいえ長年に渡りクランクの傍で輝きを放ち、変速機能を果たしてくれていた。
そんなフロントディレイラーが寿命によりその役目を終えました。
敬意をもってレビューしたいと思います。
使用条件は以下の通り。
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シフター(左)
2回変更。内容は以下の通り。
SHIMANO DURA-ACE SL-7700(初代)
ダイアコンペ ENE CICLO W-Shift Lever(今付いてるやつ)
クランク
3回変更。内容は以下の通り。
SHIMANO FC-4700 (初代,コンパクト)
Sugino Mighty Comp (2代目,ノーマル)
ROTOR 3D (3代目,ノーマル)
チェーン
9~11速まで一通り使用w
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まず、本来9速用とされているこのパーツを10速/11速で運用することについて。
Wレバーを使用すれば可動範囲を調整するだけで普通に変速でき、
しかも本来9速用のディレイラーで10速/11速の薄いチェーンを使うとトリム調整(?)が不要になるというメリットすらあります。
この運用方法でもディレイラーに大きな負荷が掛かる事は考えにくく、レバー比等の問題が無ければ普通に使えます。
次に、耐久性について。
私はフロントの変速がやたら多い。
特に街中では、前方の信号が赤になる度に、
インナーに落とす
↓
停止
↓
信号が青になる
↓
インナーでスタート
↓
アウターへ変速
↓
そのまま巡航に突入
という走り方をします。
フロントディレイラーにはそこそこの負荷が掛っていたはずだ。
そんな使い方を続けて4年と2か月。
下の写真のようになりました。
変速が怪しいと感じて確認すると羽が曲がってました。
もちろんぶつけてはいません。
外してみると、
クラックが入っています。
損傷のし方から見てアウターに入れる時の負荷でクラックが入ったのは明らかです。
これはもう寿命だったと判断します。
長い間お疲れ様でした。
~総評~
入門グレードではあるが、美しい光沢を放ち、基本性能は十分なフロントディレイラ―。
私の酷使に耐え、その生涯を全うしてくれました。
今から自転車を始めたいという方への入門グレードとしてはとても良いパーツだと思いました。
価格評価→★★★★★(自分で買ったとしても十分安い)
評 価→★★★★★(後でグレードアップを考えているならTIAGRAはとても良い選択肢)