購入価格 ¥120円/本
2019年の8月に星工業株式会社よりリリースされたエアロスポーク。
発売前から超ぉ~~~~~気になっていたので発売とほぼ同時に発注しました。
このスポークを投入したマシンは丁度スポークをエアロ化してみようと考えていた、
・フルリジッドクロモリグラベルバイク用 前後32H ディスクブレーキ仕様
・普通のクロモリロード用 前輪20H キャリパブレーキ仕様
の2台計3本のホイールです。
~スポークのスペック~
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横幅:2.3mm
厚さ:実測1.45~1.50mm
ねじサイズ:φ2.0(#14)
断面形状:翼断面
スポーク長:264-306mm(偶数のみ)
納期:2~3週間(発売当初)
備考:ブラスニップル付属
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私が以前作った各社のスポーク比較表でいくと、表の一番下に入ります。
競合は CN Spoke Aero474。寸法は完全に同じですが価格では負けています(^^;
【いい点】
組んだ時の感触や乗っている時の感覚は慣れ親しんだHOSHIの丸スポークのそれなので扱いやすい。つまり、CX-Ray と比べると乗り心地は良いとも言えます、というか実際結構良い。
CX-Rayなどのガチ競技仕様勢と比べると控えめのエアロ性能ですが、丸断面からHOSHIエアロに変えたときは確かな効果は感じられました。
タキザワサイクルさんの2020年カタログにある謳い文句によると、『首折れ強度20%向上』との事で、確かに曲げ加工の内側に見慣れない形状の潰しが入っています。グラベルバイクに使った方は、ガレガレの林道にも何度か突っ込みましたがスポークが飛んだり伸びたりすることは無かったので結構丈夫かと思います。
メインのクロモリロードの20Hラジアル組リムブレーキ仕様の前輪もトラブル無く気持ち良く走ってくれています。
前記の通りスポーク1本当たりの価格は CN Spoke に負けてしまってますが、それでも CX-Ray 1本の値段で星エアロが3本買えます。しかも、タキザワさんルートであれば1本単位で発注可能なので、ホイール1本分揃えるのであればHOSHIの方が安くつくかもしれない。
【気になる点】
潰し加工されている部分の長さがスポーク長によってまちまちになっている。言い換えると、潰し加工をする長さが段階的に何パターンかあり、2mm刻みのスポークのこの長さからこの長さまでは潰し加工長さAのパターンで行きます、という仕様になっているようだとお見受けしました。
なので、ニップルから潰し加工終わりまでの丸断面部分の長さがバラバラになります。
バチバチの競技仕様で空力性能を求めるなら気にするところですが、ツーリングユースでちょっと楽できれば御の字ぐらいで考えていれば気にならないかなといったところです。
まぁ、競技用途でハイスペックなスポークをお求めなら最初から CX-Ray を買うだろとは思いますが(^^;
あと、生産ラインが立ち上がったばかりで大変だろうと思いますが、欲を言えば納期が普通の丸スポーク並みに短いとありがたいです。
~まとめ~
ツーリングやグラベル用の手組ホイールで、ホイールの強度を落とす事なくお手軽価格でエアロ性能をちょい足ししたいというニーズにピッタリなスポーク。
潰しの長さが少しアバウトな仕様ですが、気にしないという方には是非お勧めしたいです。
価格評価→★★★★★(エアロスポークの中で比較すると安い部類)
評 価→★★★★☆(グラベル車やツーリング車に良さげ)