購入価格 リム約16200円(2本)+ハブ22017円(前後)+スポーク0円(手持ちの物を使用したため)
軽量なディスクブレーキ用700cホイールが欲しいと思い、このホイールを組みました。
リムは英国のバイクショップ「Planet X」のPB商品のカーボンチューブラリムです。Planet Xブランドのカーボンリムはいくつかあるのですが軽量な物が欲しかったので、一番リム高の低い20mmハイトのものを選びました。商品説明では250gとか書いてあったのですがさすがにそこまで軽くはなく、実測値で282g、270gでした。ですがそれでもクリンチャーリムではありえない数字なので満足しています。
リムにはメーカー不明のブレーキシューが付属します。ホール数は20hと24hの設定があり、スポーク穴はタイア接着面の穴を見ると左右に振られているので左右の区別はあるようです。
「Planet X」のロゴがデカデカと3か所に入っていますがクリアーが掛かっているので剥がして取ることはできません。リム幅は20mm(実測値)、ERDは599mm(公称値)。
一本のリムに下の写真のようなブレーキシュー当り面の荒れが数か所見られました。
注意事項を書いたステッカーが貼ってあったので写真をアップしておきます。
ハブはシマノのXTR(HB-975、FH-975)です。重量はフロント148g、リア275g(クイック無し、ローター取付け部のゴムカバーあり)でした。スポーク穴PCDはフロントローター側約43.5mm、反ロータ側約39.5mm。リアローター側約44mm、反ローター側約45mm。フランジ間幅はフロント約57mm、リア約54mm。スポーク穴径は約2.5mm。
このホイールのハブは36h、リムは24hでハブのスポーク穴を2つ使って1つ飛ばすという方法でスポーク数24で組んであります。
以前ネットでホイールのことを調べていて36hハブと24hリムでホイールが組めるということを知り、「ディスクハブでスポーク数の少ないホイールを組むのにちょうど良いのでは」と思い、あまり深く考えずに軽い気持ちで挑戦したのですがフリー側と反フリー側でスポーク長が違うのはもちろん、同じ側のスポークでも交差する二本のスポークの長さが違ってくるという変態・・・いや、変則的なもので、組み方も適正なスポーク長もなかなかわからず、ホイール組み初心者の私にはかなりハードルの高いものでした。
36hハブと24hリムでのホイール組みに興味のある方がもしかしておられるかもしれないのでフランジ付近の写真を投稿しておきます。ですがこの組み方が絶対正しいという保証はないのでその点ご了承ください。特にこのホイールはディスクブレーキ用なのでシマノの指定どうりにリアフリー側以外はブレーキング時に引っ張られるスポークを全てフランジの外から出すようにしているのでリムブレーキ用ホイールに適用する場合はそのあたりの変更が必要かと思います。スポークに貼ったテープに書いてある数字はスポーク長で、数字を丸く囲ってあるスポークがバルブ穴の左隣のスポーク穴に入っています。スポークはかなり短めを選択しているのでプラス1mmでも大丈夫だと思います、プラス2mmでもニップルからちょっとスポークが出ちゃう所があるかもしれませんが何とかいけると思います。
フロント ローター側(反フリー側)
フロント 反ローター側(フリー側)
リア ローター側
リア 反ローター側
組み方と適正なスポーク長を見出すのに苦労はしましたが仮組みから完成まではそれほど難しくはありませんでした。縦振れも横振れもそれなりには出ますがアルミリムと同様の方法で振れ取りをしていけばすぐに収まります。
タイアはTUFO S3Liteをミヤタのチューブラテープで貼りました。ホイール重量はフロント737g、リア876g(タイヤ込み、クイック、ローター無し)。
実際にこのホイールで走ってみたところ、特に問題なく使用できました。(使用条件は舗装路をクロスバイクにて使用。自転車、ライダー合わせた総重量は85kg位)
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★