暫く乗ってみて、
まず、常用ギヤが好みのギヤ比になって、
乗ってるだけで以前のようなストレスを感じませんし平地巡航速度が増しました。
90rpmで出る速度は37.8km/h→29.3km/hに下がったわけですが、
私の常用ケイデンスでは特に実害は感じなく、頑張った時に出る速度は変わりませんでした。
山に行った帰りの下りではさすがにギヤが足りないと思いましたが、
下りでママチャリのスピードが出たところで意味も無いし危険なのでOKです。
登りの感触ですが、今まで1速で立ち漕ぎで10km/h以下に追い込まれてしまった坂を
シッティングで鼻歌交じり(ヒーメヒメ♪)に登れるか?と思いましたけどそこまでの差はありませんでしたが、
シッティングでなんとか登れて、
立ち漕ぎすればそれなりにケイデンスが上げられるので調子よく登れる感じです。これは気持ち良い。
このギヤ比なら電動アシスト車と登りで戦えるシーンも増えそうですw
スプロケの歯数設定ですが、私の感覚だと
変人剛脚用・・・14T 巡航25km/h超の人向け
一般男性用・・・16T 巡航22.5km/h付近の人向け
登り重視用・・・18T 巡航20km/h付近の人向け
一般女性用・・・20T 巡航17.5km/h付近の人向け
ジュニア用・・・23T 巡航15km/h以下の人向け(入手困難?)
こんなイメージですかね。
※取り付けに関して捕捉ですが、20T以上になるとチェーンケースが干渉して削り取ったりしなければならない場合があるようです
※シマノじゃないけど13Tもあるようです。
※本品は厚歯オフセットタイプですがインター5以上は薄歯とかオフセット有無などを選択する必要があります。
ところで、前回
>(ちなみに、ママチャリのチェーンリングはだいたい31・32・33Tのいずれかであるようです)
と書きましたが、外装6段の場合はその限りでは無いようで、かなりバラバラなものの
一番多いのはどうやら36Tか38Tのようです。(31T~48Tぐらいと幅広い分布)
そうなると、内装14→18Tスプロケ交換後でも多くの外装ママチャリのギヤ比と変わらない、
それほど極端にローギヤ化されていなかったことが分かりました。
(´-`).。oO(なぜ こんなことになってしまったんだ)
内外装でローギヤ同士での比較は、
外装6段 内装3段
38×28T = 33×18T
43×28T = 33×16T
48×28T = 33×14T
こんな結果に。
一般的には内装よりも外装のがローギヤ、という認識で良いと思います。
内装3段も外装6段もギヤ比は同じというのは今まで思い込まされてたんですけど、
http://entry-parts.shimano.co.jp/tsugaku/checklist.htmlギヤレンジは内装3段の186%と外装14-28Tの200%とではほとんど変わらないが、
掛け合わせるチェーンリングとスプロケの一般値が全然違うので同列に語るべきではないのでした。
ちなみにインター5は16Tが多く付いてますが内装3段よりはマシなものの外装6段よりハイギヤード(坂に弱い)な場合が多いようです。
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しかしなぜ効率があきらかに悪い14Tを標準にして売り続けてきたのか甚だ疑問ではある。
16Tが標準とかならまだ理解できるんですけど、
ママチャリのギヤ比設定に対するニーズがなかったから、売る側も敢えて換えなかったんでしょうかねぇ。
自転車先進国でもこんないい加減なギヤ比の自転車が売られてるんでしょうか。
内装3段でスプロケが14T以外のママチャリもある?ようですが、
それがスペック表に書かれてることはまず無いです。
16Tの搭載例を見ると、26インチ165mmクランクの小さなフレームばかりなようです(走らないんだまたこれが)
ママチャリの歯数を知りたければ問い合わせれば良いんでしょうけど、
チェーン店の店員さんにママチャリのギヤの歯数なんか聞いても答えが返ってこないかもしれませんね。
適応身長以上あれば内装3段のママチャリのスプロケを交換するだけで十分乗りやすくなるし壊れるまで延々と乗れるはずなんです。
(だのに、年間1000万台もの自転車が売れているということは、それだけポイポイ捨てているということですよね)
自転車を簡単に捨てさせない抑止力として、このスプロケ交換によるギヤ比変更の周知化は効果があると思います。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★