購入価格: 完成車付属品
標準価格: ¥2,700 (税込)
『仕上げがきれいで耐久性が高い7速用スプロケ。シマノ互換で問題なく変速できる。1枚ずつ分解可能でクリーニングしやすい』
■SRAMのシマノ互換7速用カセットスプロケット
SRAM PG730は7速のカセットスプロケットで、GIANTのクロスバイクSUITTO2に付属していた。材質はスチールで、クローム仕上げがきれいだ。また、このカセットスプロケットはシマノ製との互換性がある。
SRAM PG730 7S 12-32T
■ビギナーや街乗りに向いたワイドレシオ
歯数構成は12-14-16-18-21-26-32Tで、軽快車寄りのクロスバイクであるSUITTO2らしいワイドレシオで、スピードや坂にも対応している万能型のスプロケだ。SUITTO2がフロントシングルということもあり、スポーツバイクに慣れていない人が気持ちよく走って、ざっくり変速するのにぴったりだと思った。7速のワイドレシオだと物足りないかと思いきや、実際に使ってみるとそうでもなく、のんびり走る分には快適だった。
トップギアが12T、ローギアが32T
■シマノのリアディレイラーでも違和感なく変速
シマノのリアディレイラーALTUS RD-M310でも変速に違和感はなかった。歯飛び等も経験したことはない。意外にシャキシャキと変速し、SUITTO2でもスポーツバイクであると感じさせるものがある。ただ、ロー側は歯数差が大きいからか、シフトアップでガッチャーンと大きな音が響く。
SHIMANO ALTUS RD-M310でも違和感なく変速できる。
■シマノと異なるロックリングの着脱の感覚
ロックリングはスチール製のようだが、着脱の感覚はシマノと違ってカッチリした感覚がない。シマノよりも簡単に外すことができたが、なんとなく締め付けを強くするのが怖い。シマノのロックリングの方が厚みがあって頑丈そうな気がする。締め付けトルクは、シマノが30〜50Nmなのに対し、SRAMは40Nmとある。シマノでは割と強めに締め付けていたが、SRAMではシマノよりもやや弱めに取り付けた。
SRAMの刻印のあるロックリング
■1.5mmアーレンキーで分解可能
このスプロケは1枚ずつバラバラに分解できるので、スプロケを外したときにクリーニングしやすい。トップギアを除く6枚と樹脂製のスペーサーは、ローギアの裏から1本の細長いネジ固定されている。このネジを1.5mmのアーレンキーで外せばバラバラになる。位置決めは樹脂製の突起をギアの穴にはめて行う。
細長いネジと14Tで間のギアとスペーサーを固定する。
■高い耐久性
使ってから2年以上経つが、大きな劣化は見られない。クローム仕上げのおかげで、耐腐食性はとても高いようだ。私の家でSUITTO2は使用頻度が高くないとはいえ、2年経ってもギアの摩耗は少なく、この様子だと私の家ではあと数年は使えそうな気がする。
■7速用スプロケの中では値段が高め
シマノの7速用のカセットスプロケットは713〜972円で買えるが、スプロケの色やローギアのSHIMANOのロゴがいかにも安物といった感じで残念だ。SRAMは2,700〜3,800円と7速用スプロケの中では高めであるが、その代わり仕上げがきれいで自転車の外観を損なわない。7速用のスプロケの交換するなら、見た目や耐久性を重視してこのスプロケを取り付けるのも悪くないと思う。
ただの7速用のスプロケだと思っていたが、実際に分解したり観察したりして、私の中で評価は高いものになった。これからもこのスプロケを使い続けるつもりだ。
SRAM PG730 7S 12-32Tを装着したSUITTO2
価格評価→★★☆☆☆ (7速用スプロケの中では高め。これが最初から付属していたのは嬉しい)
評 価→★★★★☆ (仕上げの美しさ、高い耐久性、メンテナンス性の良さ、問題ない変速。質の高い7速用スプロケだと思う)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→230g(実測で296g)