購入価格 $22
新しいフレームは31.8mmになる予定だったが、届いたフレームは28.6mmも31.8mmも合わない中途半端なサイズだった。多分30.0mmだろうと思い30.0mmのシートクランプを探していたが、赤で30.0mmという特異な条件に合致するのは探した限りSalsa, Hope, Tuneの3社しかない。Hopeはボルトが巨大なため却下、Tuneは送料込みで6000円オーバーだっため消去法でSalsaに。
仕上げはChris Kingのようなポリッシュにアルマイトという仕上げ。加工の跡が残るThomsonなどとはまた違った美しさがある。
全体的に大柄で実測で31gととても軽量とは言えないが、ボルトはM6と太く、バレルナット(丸くて銀色の部分)で固定と軽量化よりも本来の目的である確実に固定することに焦点を当てている。私の場合、シートチューブが30.0mmを少しだけ上回っているようで広げないと取り付けできないが、動きは至ってスムーズで問題ない。直接クランプにスレッドを立ててあるタイプだと、正規のサイズで使用しない場合にボルトに変な力が掛かってしまう事があるが、このクランプはバレルナットを使用しているため少々無理が利くのも良い点だ。
実際のところ、10gを切るような軽量シートクランプでもずれることはあまりない。ましてやロードでは明らかにオーバースペックだろう。だが、わざわざマイナーなサイズを取りそろえ、しかも多色展開でこのクオリティとは頭が下がる。軽量化にはもちろん向いていないが、完成車付属の安いシートクランプを交換するならこれも選択肢に入れて欲しい。店でアルマイトパーツを眺めてしまうような人ならきっと満足するはずだ。
価格評価→★★★★☆(この値段なら不満はなし)
評 価→★★★★☆(20gぐらいだと満点だが、重量無視なら満点)
しかし、Flip-LockとLip-Lockの計6レビュー中、30.0mmを求めて購入した人は5人。実はないようでよくあるサイズなんだろうか…