購入価格 ¥13,000
TNIお得意の肉抜き軽量化加工が施されたリヤハブ。
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穴数設定 20/24/28/32H
カタログ重量 228g
シマノ 9、10、11s
カンパ 9、10、11s対応
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というスペック。
シマノハブと比べると少々割高ですが、シンプルな構造による軽さとメンテナンス性の両立、そしてシマノやカンパには無い穴数設定の多さはとても好印象。
ベアリングはフロントと同じく接触式の深溝シールド。ベアリングの外側にも簡易型のワッシャの様なダストシールが入っており、ほぼメンテフリーで使える。フリーボディの中にも結構しっかりしたダストシールが入っており、これがラチェットの爪にゴミが入るのを防いでいる。
構造が簡単な分、分解も簡単。フリーボディ分解時はスプロケットを外さなくてもフリー側エンドキャップを六角レンチで外せばすぽっと抜ける。
分解同様組立も簡単だが、非フリー側に付いているワッシャの様な形状のダストカバー兼スペーサ(外側にOリングが入っているパーツ)の裏表には要注意。
内径側に盛り上がりがある側をベアリング側(奥側)にして取付けないといけない。
この向きは不正解。
こちら向きが正解。
裏表逆にしても取付けは可能だしハブも普通に回るのだが、クイックを締めた途端ベアリング外輪(回転側)とカバー(固定側)が接触し、急にハブが回らなくなる。クイックを締めたら回らなくなる現象にお困りの方はここを疑ってみてください。
軸の回転抵抗はシマノより重め。圧入されたベアリングにかかっている与圧の影響か、若干ゴリゴリする。
フリーボディの回転はシマノとほぼ同等。原因はベアリングやフリーボディの接触抵抗のせいかと思います。
乗っているうちにシールが馴染んだり摩耗したりするともう少し回転が軽くなるかも。
しかし、手で回してみたらちょっとだけ重いかな程度の話で乗っている限りでは何らに気ならないしシマノハブとの違いも無い。
ラチェット音は最初は静かですが、距離が延びて行くに従って徐々に爆音化していき、パキャパキャと良い音を奏でる。音量はカンパといい勝負ですが音質はカンパとは異なります。
ネックは、入手性はフロントハブと同じく欠品になる場合があることぐらい。
あとは、ハブフランジ寸法等が自分の組みたいホイールのコンセプトに合うのであれば買って損はないハブだと思います。
価格評価→★★☆☆☆(シマノと比べてしまうとどうしても...。)
評 価→★★★★☆(シンプルで良いハブです。しかし、上には上が居るので☆4で。)
<オプション>
カタログ重量→228g