購入価格 ¥13,761(Dragonbike)
■概要
HY/RDについてはマスターが特集されているので詳細はそちらをどうぞ。
https://blog.cbnanashi.net/2019/11/12215現行のCampagnoloのCentaur11sとHY/RDの組み合わせで1台組んだのでレビューを投稿します。
前々から引き量の少ないブレーキレバーとHY/RDの組み合わせには
改造が必要な事は知っていたのですが,実際に組む機会ができましたのでやってみた次第です。
https://twitter.com/jinx_sn1986/status/1160504421869953024?s=20とりあえず一度,通常の固定位置で引いてみましたが,ブレーキレバーがハンドルに当たるまで引いて
やっと当たりがある感じでしたので,到底使えたものではありませんでした。
■改造
というわけで,まずは無加工でいける裏面ボルト固定を実施してみます。
したものの,かなり固定が怪しいのでやめました。これで実装するのは勇気が必要です。
【参考動画:How To Achieve A Short Lever Pull On The TRP Hy-Rd!】
https://youtu.be/15dIqPFYMBc結局,固定の確実性を考慮して,溝を切ることにしました。
【参考動画:TRP HY/RD Modification for Campy and older Shimano/Sram】
https://youtu.be/8aBa3sGUUhsコラムカットに使っていたノコギリでギコギコします。
それほど硬い素材でもないので,数分で溝はできました。
ただ,これだけだとブレーキワイヤーの太さが入らないので,
ブレーキアウター処理になどに使う模型用のダイヤモンドヤスリで拡張しています。
いざ固定するとなかなか良い感じです。溝と壁もあってボルトからワイヤーが外れてしまいそうな不安感もまったくありません。
もし改造するとしたらこれが良いでしょう。
レバーを8割ほど引くとしっかり当たりを感じることができました。
※アームの途中溝を切っていますので,通常位置で固定すると多少アーム剛性が落ちるかもしれません。
このHY/RDはショート用に使うのが無難でしょう。
■実走編
色々試したので箇条書きにします。
・Primeのローター前160/後140とShimanoのB01S(レジンパッド)
→コントロールでは不満がないが,急制動が甘めで多少不安あり
・SM-RT800のローター前160/後140とMicroHEROのB01S互換メタルパッド
→かなり良い効きだが,そこそこ鳴きあり。ナローローターにワイドパッドの組み合わせなのも相性悪いポイントか
・Primeのローター前160/後140とMicroHEROのB01S互換メタルパッド
→かなり良い効きで,鳴きも少なめ。相性良し。
■余談
GRXのリリースで早々に使わなくなりましたが,一時期はApexで利用していました。
このときは通常の固定位置で利用していましたが,特にレバーの引き量について違和感はありませんでした。
また,Centaurに載せ替える前にはST-4700でも数回利用しましたが違和感はなかったです。
ですので,現行のSRAMブレーキレバーはシマノに近いものになっていると考えられます。
軽くググってみたら同様の意見の人もいましたのでご参考までに。
【機械式ディスクブレーキとレバーの互換性について】
http://torikawa.hatenablog.jp/entry/2017/08/07/234631油圧のカンパはかなりハードルが高いお値段ですので
お手頃価格でカンパを楽しみたい人の参考になれば幸いです。
価格評価→★★★★☆ (ガイツーで買えばマシ)
評 価→★★★★☆ (引き量変更できるシムとか出ると嬉しいですね)
<オプション>
年 式→201X?
カタログ重量→?g(実測重量241g)